演奏会形式オペラ「椿姫」、盛会のうちに終えることが出来ました。沢山のご来場ありがとうございました!
椿姫、やはり名作ですね。ソリスト陣も素晴らしく、二人の仲を裂くジェルモンも、ただの悪役ではない、あたたかな人間性が歌から感じられました。アマデウスコア、東高の皆様もブラヴォー!!
というわけで、舞台の余韻に浸りつつ自宅にてティータイム。椿姫にちなみ、右は椿の練り切り。左は節分が近いということで、縁起良くこし餡を包んだ豆の和菓子です。椿姫の来世でのハッピーエンドを願いつつ。一足早く「福は内!!」
椿姫のリハーサルも大詰め。残すは明日のG.P.、明後日の本番のみとなりました。
今回は山形県民の力を結集して、合唱に山響アマデウスコア、バンダ及び合唱に山形東高校の音楽部・吹奏楽部の皆様が参加して下さいます。リハーサルの間にもどんどん良くなっていくのが感じられ、頼もしい限りです。
今回は演奏会形式ですので、華やかな舞台セットはありませんが、その分、より音楽の細やかな表情に集中して楽しめるのではないでしょうか。歌手の皆様も素晴らしく、我々も今からワクワクしています。残席が少なくなっているようですが、是非沢山の方々と舞台を共有したいと思っております。ご来場お待ちしています!!
今週は週末のオペラ「椿姫」に向けて、オペラ三昧の日々になります。
さて、椿姫。人気の演目ですからご存知の方も多いかと思います。原題は「ラ・トラヴィアータ」。直訳すると「道を踏み外した女」。。。。ミもフタもないですね。
しかし裏で息子と別れるように告げに来る父親ジェルモンといい、死を控えた恋人を罵倒して別れたアルフレードといい、道を踏み外したのは女ばかりではございません。人は誰しも一度は道を踏み外すもの、、、というわけでもないでしょうが、人間の愛しさと哀しさが胸に迫る作品です。沢山の方にご来場頂けたらと思います。
昨日は河北町にて、沼尻竜典氏の指揮でコンサートでした。新進気鋭(と言ってもキャリアは長いのですが)のピアニスト、牛田智大氏のコンチェルトも組み込まれた名曲プログラムでしたが、幸いチケットは売り切れで、お客様にも喜んで頂けたようです。
沼尻氏との仕事は、私はコロナ禍後の定期で初めてご一緒したのですが、リハーサルの時から求めているものが明確で、しかも面白いので余計な緊張を強いられません。オーケストラにとってはありがたいことです。良い演奏会になったと思います。
そして明日は鶴岡公演。酒田出身の工藤俊幸氏と共に冬の庄内で鶴岡音楽祭」、恒例の歌との共演です。今年は中田喜直さんの生誕100周年記念。暖冬なので「雪の降るまち」になっているかわかりませんが、鶴岡の皆様と盛り上げていきたいと思います。
昨日から二日間に渡り、山形県内の小学生対象の「社会科見学」と称したスクールコンサートでした。場所はなんとやまぎん県民ホール、指揮は第一線でご活躍の常任指揮者、阪哲朗氏です。抽選で当たった学校の生徒さんのようですが、これは相当な贅沢体験ではないでしょうか。当事者が言うのもなんですが。
なんと言ってもやまぎん県民ホール。シートは県の誇る米沢織、天童木工によるもの。そして音響!実を言えば、いつも体育館で弾いている我々にとっても、ここで馴染みの曲が違う響きで聞こえてくる体験は、特別なものでした。子供たちの瑞々しい感性にも、何かが伝わったことを祈るばかりです。
今週末はドラゴンクエスト。ただしバレエです。おそらく「いつものドラクエ」とは客席の雰囲気もだいぶ違うのではないかと想像しています。
使われている音楽は、まさしくすぎやま先生のそれなのですが、それぞれのシリーズから抜粋しているので、演奏している方はなかなか目まぐるしい。舞台も同じ調子で目まぐるしく展開していくのか、、、は定かではありませんが、舞台に目を奪われている暇がないことは確かです。まあそもそも、対向配置でないセカンドヴァイオリンは、たとえ暇があっても見えないのですが。
バレエとゲームでは趣は異なるでしょうが、ドラクエにはバレエの王道要素があります。ズバリ、姫と王子の愛、そして悪(敵)との戦いです。これさえあれば舞台は成立。どうぞ皆様、安心して物語の世界に身を委ねて下さい。個性豊かなキャラクター達が迎えてくれますよ!舞台を華やかに盛り上げられるよう、我々も頑張ります⭐︎
若い頃は、年頭は「こんな年にしたい」という希望をつらつらと述べられたものですが、最近は「無事に健康に過ごせますように」という、ささやか且つ切実な祈りに代わりつつあります。災いがないことほどありがたいことはないと、しみじみ思う今日この頃です。どうぞ今年も宜しくお願い致します!
8日の米沢ユアタウン公演に向けて、昨日から仕事が始まっております。
プログラムの後半はJ.シュトラウス2世オンリー。いかにも新春に相応しい、華やかな曲ばかりです。
昨年の喜歌劇「こうもり」の時も思いましたが、「限られた人生、シャンパンの泡のように、パーっと弾けて楽しもうではないか」と言いたいような気分が切り離せないウィンナーワルツの数々。それは決してヤケクソのようなものではなく、限りあるものたちへの愛情に裏打ちされているように感じます。
困難な中スタートした2024年ですが、今、ここで聞けることに喜びを感じられるような演奏をしたいものです。
2024年が始まりました。しかし能登を中心とした地震、航空機の衝突事故と災害続き。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
そんな中でも、航空旅客機での乗客、乗組員が全員無事で脱出出来たのは大きな幸いでした。日頃からの訓練の賜物なのでしょう。災害が起きることは避けようのない場合がほとんどでしょうが、被害を最小限に抑える準備は日頃からできることを、今回の事故は教えてくれているような気がします。
出来る準備は早めに十分に。言うは易く行うは難しですが、2024年、心がけて参りたいと思います。