大型オペラ公演「トゥーランドット」のリハーサル期間中、山響の大きな柱であったフルートの首席奏者、足達祥治さんが胃がんのため亡くなられたとの訃報が届きました。今でも信じられない気持ちです。頭がさがるほど練習熱心な一方で、いつも面白いことを言っては皆を笑わせ、周囲に対してピリピリしたところが全くない、あたたかい方でした。病気を完治して現場に戻ってきてくださるものとばかり思っていただけに、言葉がありません。
思い出されるのは足達さんの美しいフルートの音色と、笑顔ばかりです。沢山の素敵な演奏と思い出を本当にありがとうございました!
明日の本番は、きっと足達さんも見守って下さることでしょう。自分に厳しかった足達さんに恥ずかしくない演奏をしたいと思います。