東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

山形Q第44回定期終了

2012年07月31日 22時53分17秒 | 山形弦楽四重奏団

 昨日無事、山形Qの定期が終わりました。暑い中会場までお越し下さいました皆様、本当にありがとうございました!なかなか弾く機会も聞く機会もない曲でしたが、評判は悪くなかったようでホッとしています。

 ホッとして打ち上げで飲んだビールが後に響き、帰宅後頭痛をなだめつつテレビをつけたら体操男子団体が行われていて、最後まで見てしまいました。金を逃したのは残念でしたが、重圧と怪我による選手交代などのアクシデントの中、よくやり抜いたと思います。この後も選手達は個人戦へと続きますが、私はちょっと休ませていただきますよ、、、と思ったけど、八月にもすぐコンサートがあったな。。。。。。熱い夏は続きます。

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ロンドンオリンピック開幕

2012年07月29日 22時12分21秒 | 時事

 先日からロンドンオリンピックが開幕し、各競技で熱戦が繰り広げられています。メダル確実と言われながら波乱が起きることもあり、独特の緊張感の中で実力を発揮する難しさをつくづく感じます。

 明日はいよいよ山形Qの定期本番。ありがたいことにこちらには、常にあたたかい目で見守ってくださるお客様しかいらっしゃいませんので、ピリピリした雰囲気はありません。勝ち負けじゃありませんしね。程良い緊張感は保ちつつ、のびのびとした気持ちで演奏できることを祈って頑張ってきたいと思います。

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五嶋みどりコンサート 中尊寺本堂にて

2012年07月28日 22時12分03秒 | コンサート、バレエ

 昨日は久々のお休みなるも、山形Q定期間近の私は一日練習、、、するべきだったのかもしれませんが、実ははるばる岩手県は平泉、中尊寺まで行って参りました。ヴァイオリニスト五嶋みどり氏がデビュー30周年を記念して、全国各地の神社仏閣や教会でバッハの無伴奏曲を演奏するツアーを行っており、なんと私は高倍率の中から抽選で見事、中尊寺でのコンサート当選を射止めたのでした。(中尊寺でのコンサートは、チケットは販売されず抽選のみだったのです。)やったー!!

 

五嶋みどり氏の生演奏には、これまでにも何度かふれる機会がありましたが、常に並々ならぬ集中力をもって、期待を決して裏切らないハイレベルな演奏を聞かせて下さいます。どれも印象深い演奏ばかりですが、一つ忘れられないのが、阪神大震災の後のチャリティーだったと思いますが、NHK交響楽団の演奏会にソリストとして参加し、メンデルスゾーンのコンチェルトを弾いたときのこと。そのコンチェルトも素晴らしかったのですが、彼女はなんと、アンコールでバッハのシャコンヌを弾いたのです。バッハのシャコンヌといえば、無伴奏曲集の中でも最高峰に位置する難度と深い内容をもつもので、それ一曲でも15分ほどかかる大曲です。普通アンコールで弾くようなものではないのですが、彼女はそれを見事、大変な気迫で弾ききったのでした。ただの一ヶ所も弛緩することなく、まるで太い墨痕で一息に書き上げた書の様な演奏で、私はしばらく呆然としていたのを覚えています。

 

私が当選した日の演目は、ソナタの一番、三番、そしてシャコンヌを含むパルティータの二番。いうまでもなく、大変なテクニックと集中力を要求されるわけですが、懸念が一つ。それは場所がお堂ゆえ、境内から演奏が覗ける状況、つまり湿度、気温は外と同じ(除湿器や冷房の類は一切なし)で、外部の音を遮断するものは何もないということ。勿論音響効果など望むべくもありません。マスコミの報道などで、彼女自身は学校の体育館でもどこでも愛器を持って演奏しにいくということを聞いたことがあるので、当然この状況は認識していたでしょうが、私としては、この真夏日、この状況で、周囲が静かに最後まで聞いてくれるかということに少し不安を感じていました。

 

しかしそんな心配は杞憂でした。ひとたび演奏が始まると、畳に座った聴衆は一気に彼女の世界に引き込まれて行き、扇などを使うことも殆どなく、ごくたまに控えめに風を送る程度にあおぐくらいで、皆熱心に耳を傾けております。蝉の声はそのまま聞こえてきますが、自然の音ゆえか、それほど演奏の邪魔になるものではなく、むしろ演奏する人間の営みとなにか調和する部分も感じられました。ただ一つ残念だったのは、ときおり投げ込まれるお賽銭の金属音はちょっと。。。。まあ演奏会などと知らず参詣にいらした方もいらっしゃいますから、文句はいえませんが。

 

演奏は実に感動的なものでした。言葉足らずでうまく言えませんが、骨太というよりは純度の高い精神的な演奏で、なにか冴えかえった月の光を連想させられました。各曲の間に入退場はありましたが、トイレなどの休憩は一切なし。にも関わらず彼女の集中力は一時も途切れる事がありません。そして何と、最後のパルティータ二番は、全部アタッカ。いや、思い返せば、ソナタ二曲だって殆ど切れ目なしだったのではないでしょうか。楽器をおろして汗を拭ったりした姿を見た記憶がありません。前回一息に奏でられたシャコンヌに呆然とした私でしたが、今度は一曲丸ごと一息に演奏する姿を目の当たりにし、なんだかこの世のものではないものに対面してきたような心持ちがしました。

 

演奏会が終わってもこれでさようならということではなく、聴衆と握手をしたり、言葉を交わしたりの交流の場を持つみどりさん。しかも立ったままですよ。。。私は帰りの電車とバスの時間があるため並びませんでしたが、このパワー、本当に握手でもしてあやかって来たかったです。デビュー30周年ということですが、まだ今年で41歳。お体を大切にして、これからも益々の充実した活動を続けて頂きたいと思います。30周年、心からおめでとうございます!とりあえず頂いてきたエネルギー、このまま山形Qの定期演奏会に向けて頑張ります!

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イチロー移籍

2012年07月26日 21時29分41秒 | 時事

 一昨日、朝からイチローの移籍報道が全国を駆け巡りました。すっかり「マリナーズのイチロー」としてその名を知らしめていた彼が、突然ヤンキースに移り、早速その日から新チームで活動している姿に衝撃を受けた方も多いのではないかと思います。

 しかし私は、今回の記者会見で、イチローがマリナーズに11年半所属し、活躍していたということの方に驚いてしまいました。11年半といえばほぼ一回り、ただでさえ浮き沈みの激しいスポーツ界において、本場の第一線に立ち続けるのは並大抵のことではありません。それを更なる飛躍を求めて再出発する決断は、やはりさすがイチローだなぁと思ってしまいます。

 私はロンドンにいた時、セルフコーチングというメンタルトレーニングのようなもの(講師、生徒共に日本人でしたが)を短期間受けたことがありますが、そこで友人が受けた最初のレッスンでは、「イチローが子供の時、いかに具体的に夢を描いていたか」ということが話に出たそうです。三つ子の魂百までと言いますが、きっと今のイチローの頭の中にも、明確なヴィジョンが描かれているのでしょうね。新天地での益々の活躍を期待したいと思います。

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青春と音楽

2012年07月24日 22時32分40秒 | 山形交響楽団

 本日は海の日チャリティーコンサートということで、ポップスミュージックのコンサートでした。

 実は楽譜を頂いた時点で、「むぅぅぅ、、、知らない。。。。」という曲が多く、私よりはやや年上の方々を想定したプログラムであったようです。そして当日、会場はまさにその辺りと思しき年齢層の方が集まっておられました。ちなみにチケットは完売だったそうな。

 

 コンサートは終始あたたかい笑いに満ちた、和やかなムードで進行しました。指揮の藤野浩一氏は、ウィットに富んだ司会進行も見事で、観客の心をしっかりつかんでおりました。後半渡辺真知子氏の歌も加わって、会場は大盛り上がり。明らかに、普段のクラシックコンサートとは雰囲気が違います。

 

 お客様も皆、キラキラと瞳を輝かせ、両氏を見つめております。そうか、皆様はこの音楽と共に青春を過ごされ、今ひととき、その頃に戻っているのだなと合点がいきました。確かに青春を彩った音楽といえば、テレビやラジオから流れて来たポップスミュージックが主流でしょう。ベートーヴェンやブラームスに青春を思い起こす人々は少数派に違いありません。いや、いいんです、ジャンルなんてどうだって。そんな思い出の曲が一つでもあるのは、それだけでとても幸せなこと。どうかこれからも、そのキラキラした眼差しを大切にしてくださいね、と心の中でお客様に呼びかけた私でした。

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夏休みの風景

2012年07月23日 21時11分24秒 | 雑記

  某スーパーで買い物中、レジで私の前に、一人の女の子が並んでいました。小学校低学年くらいでしょうか、片手には水泳バッグ、もう片手にはカップアイスを一つ。そうかそうか、世間は夏休みなんですねぇと、なんとなくほのぼのとした気分になりました。

 私にもこんな時代があったよなー、なけなしのお小遣いで買ったアイスやジュースの美味しいことといったら、、、。長くて短い夏休み、どうか楽しい思い出を沢山つくってね!と小さな背中を見送りました。

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別離

2012年07月22日 23時51分25秒 | 映画

 少し前に見たものですが、忙しくて書けなかった映画の話を。

 気になっていたものの、慌ただしい日々が続いたために行かないままになっていたのですが、「面白かった」と薦められたのを機に足を運んだ映画、それがイランのアスガー・ファルハディ監督による「別離」です。イラン映画を見るのはこれが二度目、最初に見たのはアッバス・キアロスタミ監督の「桜桃の味」でした。どちらもごく身近な庶民の姿を描き、遠いイランという国が大変近しく感じられます。

 

 映画は一組の夫婦が家庭裁判所で離婚の申請をする場面から始まります。二人は特別憎み合ってこうなったわけではなく、妻シミンは娘の教育環境を考えてイランを出国する準備を進めていたのに対し、夫ナデルはアルツハイマーの父を置き去りにすることはできないと主張して平行線をたどっていたことから行き着いた結果でした。そんな中で11歳になる娘は板挟みになりながら、また家族で一緒に住める日を願い続けます。しかし離婚後ナデルが病気の父の世話のために雇い入れた女性とナデルの間に諍いがあり、深刻な問題に発展、いよいよ事態はこじれていってしまう、、、というのが大まかなストーリーです。

 映画は深く考えさせられる結末を迎えるのですが、ここでは書かないことにします。ここに登場する人物は、誰一人として悪人というような人はおらず、ただ大切な人を守ろうとして必死なあまり、誤った行動をとってしまう、本当にどこにでもいる人々です。にも関わらず、結局はその大切な人を苦しめてしまうことになる、その人生の残酷さが身にしみます。人間の生き様に国境はないことを知る事ができる、秀逸な人間ドラマです。

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後遺症?

2012年07月21日 21時01分10秒 | 健康

 昨夜仙台公演を終えたばかりにも関わらず、今日は朝から山形Qの練習でした。朝練習は一日が長く使えて大歓迎なのですが、さすがにあの大公演の翌日は疲労の蓄積が否めず。。。

 昼をまわれば調子も戻ってくるかと思っていたら、残念ながら体のダルさはいかんともし難く、今日一日は無理矢理動いていた感じでした。これも演奏会の後遺症か、はたまたは単なる夏バテか。明日もお仕事ですので、障りのないよう今夜もさっさと休むことに致します。

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復活山形公演終了

2012年07月19日 21時40分57秒 | 山形交響楽団

 マーラー交響曲第二番「復活」山形公演、無事終了致しました。大入り満員、ご来場ありがとうございました。さすがに疲れたので今日は早めに休みます。。。明日の仙台公演も頑張ります!

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バンダ

2012年07月18日 23時24分00秒 | 山形交響楽団

 私が初めてバンダ(舞台裏)演奏を知った曲は、幻想交響曲でした。第三楽章のオーボエ、とても魅力的ですね。基本舞台に出ずっぱりの弦楽器奏者としては、バンダにはちょっとした憧れを抱いています。

 さて、早いもので、明日はいよいよ仙台フィルとの合同定期、マーラー「復活」の本番です。この曲もバンダが大活躍。大井剛史氏がバンダ隊の指揮を担当し、陰で素晴らしい仕事をしています。そんな所にも注目(注耳?)しつつ、コンサートを楽しんで頂けたらと思います。

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復活リハ開始

2012年07月16日 21時56分22秒 | 山形弦楽四重奏団

 山響・仙台フィルの合同復活公演のリハが始まりました。

 よく見知った市民会館、ですが、舞台も前列の席を削って舞台にし、それでもギリギリの大きさという大変な人口密度。演奏も熱いけど人の気で舞台も暑い。山響サイズに慣れた身にはそのスケールに目眩がしてしまいます。これに合唱が加わったらどうなるのか。。。最後までバテないよう気をつけます。

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再びドイツ語

2012年07月15日 23時47分30秒 | 山形交響楽団

 明日からいよいよ、マーラー交響曲2番のリハが始まります。

というわけで、昨年末のシューベルト&マーラー定期以来の「ドイツ語音楽記号」の日々。これがくる度に「今度こそきちんとドイツ語を勉強しよう」と思うのですが、喉元過ぎればなんとやらで、一向に習得の気配なし。演奏以外のところでかかってくるこのストレスたるや。。。頑張ります。

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季節の味

2012年07月14日 21時56分38秒 | 雑記
さくらんぼを買いました。佐藤錦ではなく、紅秀峰です。今や季節の味もいつでも手に入るようになりましたが、これだけは別。じっくり味わいたいと思います♪
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2012年07月12日 23時04分32秒 | 雑記
本日は鶴岡にてスクールコンサート。控え室となっている教室に行くと、梅が広げてありました。これから漬けるのですね~。学校でこういう課外授業が出来るのも、自然に囲まれた環境ならではでしょう。羨ましいです。
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買い物袋

2012年07月11日 21時11分23秒 | 雑記
山形まなび館で野菜を購入したら、新聞紙で出来たこんな紙袋に入れてくれました。なんだかあたたかい気持ちになりますね!
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