今月は旅続きでしたが、今週の文化庁公演で一段落。来月も旅はありますが、とりあえずしばらくは家にいられるというのは、ちょっとホッとしますね。帰宅してまず、洗濯機がフル稼働でした。
さて、旅といえば移動に付き物の読書ですが、今回はちょっと不作でした。ずっと少しずつ読んでいる本は面白いのですが、硬めの内容なので、あまり一気に読めないのが難点。ちょっとリラックス用と思って買った、現代の人気作家陣が各々書いた短編集が、その豪華な執筆陣に惹かれて購入したのですが、残念ながら私にはイマイチでした。一つだけさすが、と思ったのがありましたが、他が意外なほどパッとしない感じでした。その短編集は、テーマの縛りがあったので、それが難しかったのかもしれません。まあ、単に私の好みではなかったという話なので、面白く読んだ読者も沢山いるのだとは思いますが。
ところで、短編を書くというのは長編より労力を要しないイメージを勝手に抱きがちですが、そういう単純なものでもないのだろうなと、いつも短編を読むと思います。長編には色々な場面で作者の熱量を感じますが、短編にそれを込めるのは難しいし、込めたところでそれが上手く表現できるかはまた別の問題です。結果、小粒でもダイヤモンドのような煌めきを放つ短編との出会いは、とても稀です(少なくとも私は)。
でも、旅ってしょっちゅう読むのを中断しなければならないから、短編って都合が良いんですよね。。。。というわけで、また懲りずに本屋さんで「稀有な出会い」を探してしまうのでした。
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