東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

perfect days

2024年02月18日 21時55分09秒 | 映画

 久々の映画です。ヴィム・ヴェンダース監督による「perfect days」、ようやく観に行って参りました。

 期待に違わず、素晴らしい映画でした。映像が美しく、役所広司の演技を演技と思わせない様は、至芸と言えるのではないでしょうか。映画の佇まいがそう思わせたのかもしれませんが、平山という人そのものになっている感じが、「東京物語」の笠智衆みたいだなと思ったら、ヴェンダース監督が小津映画を意識していたということを、映画を見た後に知りました。

 一瞬たりとも同じ表情をしていない「木漏れ日」が、映画の重要なモチーフになっています。同じような毎日でも、全てが違って、全てが愛おしい。実家と疎遠になっていることが平山の中の「陰」としてありますが、彼のように多くを望まず、過不足なく生きている様は、羨ましいほどになんとも清々しく、美しいと感じました。

 それにしても東京のトイレはアートですね!東京の公衆トイレを見てまわるツアーを企画してほしいくらい。建築好きにもオススメしたい映画です。

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1 コメント

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Unknown (みせ)
2024-02-23 14:21:47
私も観ました!
観られて本当によかった!
穏やかな映画なのに、見所が沢山あったね。
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