中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

九州へ

2016-06-27 06:27:28 | 雑記
 山形で過ごせたのは1日。山形Qの練習やその他、旅行の合間にやっておかなければならない事を慌ただしくこなします。そして昨日からついに、「九州2週間の旅」が開幕。

 山響としては、関西以西はもちろん初。私個人としても、親戚が住む長崎には何度か行ったことがありますが、それ以外の九州はまったく初めてです。国の有難い事業として派遣されての出張ですから、観光などはできませんが、知らない土地の良さに触れるのは楽しみなことです。


 移動はもちろん飛行機。仙台から福岡へ。搭乗手続きの際に、またしても荷物検査でひっかかる。
「カバンの中にライターがありますね」
…以前、同じように空港で、私も気付かなかった6個のライターが発見・押収された経験をもとに、今回は充分に注意したはずなのに。

 今回の長旅のために新調した真新しいキャリーバッグを、初めて広げるのが警備員の前だとは。しかしいったいどこからライターが侵入したのか?
「真ん中へんにある衣類の中だと思います」
…さすがX線。持ち主でも知らないことをズバリお見通し。まさしく衣装のズボンから出現、即、押収。…毎度すみませんね。


 福岡から電車を乗り継いで到着したのは、門司港。本州から見れば「九州の入り口」ですが、九州からは「陸路の終点」です。門司港駅は、映画のロケでもできそうなレトロな構内が保存されています。ホームの屋根は木造で、機関車がやってきてもおかしくない感じ。

 昔は、どちら側からも新天地を求めて、ここを通過した人々が多くいたことでしょう。「ついにここまで来たか…」という思いが、駅舎に染み込んでいるような気がしました。そしてもちろん我々も。

 
 近くのホールでリハーサルをして、長い一日が終了。

 さて、今日から10箇所。良い公演になるよう頑張ります。
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旅から旅へ

2016-06-25 23:14:36 | 旅の空
 そして東京公演も無事に終了しました。去年以上にたくさんのお客様に恵まれて、感謝しております。


 終演後はいつも通り、聴きに来てくれた大学時代からの友人と、終電までの短い時間ですが楽しいひと時を過ごしました。こういうことも、東京公演があればこそなので、この先も良い形で実施できることを願っています。


 さて昨日、ようやく山形に戻ってきました。山形はやはり涼しくて過ごしやすい。朝晩のひんやりして酸素の多い空気を吸って、息継ぎ完了。


 明日からは九州への長い旅が始まります。実にこの仕事は肉体労働なのだと感じる今日この頃です…。
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そして東京へ

2016-06-23 09:58:41 | 山形交響楽団
 大阪での「さくらんぼコンサート」が昨晩、無事に終了しました。各方面からの広報の努力や協力により、例年をはるかに超える、たくさんのお客様恵まれての良いコンサートになりました。

 やはり満席は嬉しいものです。特に遠くまで来てのスカスカは、ステージに出た瞬間に激しい徒労感をもたらします。昔の東京公演(地方オケフェスティバル)では、何度かつらい思いもしました。昨日は、客席からも元気をもらった感じがします。
 
 この時期ですから、ステージ上も湿気と暑さに参りましたが、それでもやはり「いずみホール」の響きは素晴らしい。キャパも山形テルサとほぼ同じで、山響のサイズにぴったりだと思います。

 さて今日はオペラシティ。昨日とはまた違う演目なので、新しい気持ちで頑張ります。
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大阪編

2016-06-22 08:35:50 | 旅の空
 早朝の淀川。天気が悪いせいもありますが、やけに「どろーん」として見えます。「二日酔いの朝」というタイトルが合うかもしれない。夜のギラギラ感との落差が激しい街、大阪。

 ということで、山響「さくらんぼコンサート」のために大阪に来ています。大阪での公演も定例化してきました。関西に縁遠い私でも、回を重ねる度に年に一度、こうして大阪にやって来るのが楽しみになってきました。

 
 とにかく美味しい店が多い。(…私の場合「店」とは当然、居酒屋を指すわけですが)。ごちゃごちゃと立ち並ぶ中の「いい感じの店」率が非常に高い。そして実際に他の地域に比べて、アタリのクオリティが高い。

 やはり大阪以外ではなかなか食べられない、鶏の刺身を中心にいただきましたが、絶品でした。ガード下の店とは思えない質の高さで、もちろん鮮度管理も行き届いてます。

 魚介類もそうですが、東日本では味わえない九州産の新鮮なものが豊富です。

 来週の九州旅行の「予習」を兼ねて、堪能しました。


 さて、いよいよ今日が本番。ありがたいことに、今年はチケットの売れ行きが好調のようです。良い演奏会になるよう頑張ります。

 
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旬にのせて

2016-06-20 15:01:44 | 山形交響楽団
 今週の山響は、毎年恒例の「さくらんぼコンサート」。今年は大阪・東京の順番で、違う演目での本番です。

 大阪では鈴木秀美氏によるベートーヴェンの「第7番」、東京では飯森監督による「運命」。


 おりしも、山形はまさに「さくらんぼ」が出始めた頃で、我が家でも、外の食堂でも食卓に見かけるようになりました。この時期の初物はやはり美味しい。果物に興味が無い私でさえそう感じます。

 
 コンサートでもお客さんに抽選で、今年も旬のさくらんぼが当たるようです。みなさま是非、運を磨いて聴きに来て頂きたいと思います。
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再々演

2016-06-17 22:16:55 | 山形弦楽四重奏団
 山響が休みの日は、山形Qのリハーサルになるのがいつものパターンですが、今日は違いました。

 以前も山響定期の「プレ・コンサート」で演奏した、山響首席ホルンの八木氏を中心としたホルン五重奏で、仙台の病院への慰問演奏。


 一回きりの本番のためにあらゆる準備をし、全身全霊で臨むのが演奏家の本分です。わずか数十分のために何十時間を費やす。演奏会は「花火」のようなもの。

 とはいえ花火と違うのは、やろうと思えば二日続けてできるところ。そうすることで、むしろクオリティが上がるし、コストパフォーマンスも向上する。つまり、一回こっきりで終わらせてしまうのは、あらゆる意味でもったいないのです。


 ということで、このホルン五重奏も山形だけでなく、米沢でもやりましたし、今回の仙台でもお披露目することにしたわけです。今日は老人ホームでの演奏でしたが、最もクオリティが高かったのではないかと自負しております。

 とにかく、いろんな場所で数多く演奏してこそのものなのです。聴衆が演奏家を育てると言われるのも、そのためでしょう。


 今日も入所している高齢者の皆さんに、育てていただきました。
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鑑賞と観察

2016-06-16 22:27:08 | 山形交響楽団
 本日は県内で高校生対象のスクールコンサート。それも、自宅から歩いてすぐの県民会館。旅行の合間には実にありがたい。

 コンサートを聴くのは、これもまた自宅のすぐ裏にある高校。…つまり家の息子の高校です。


 昔、山形市民会館で市内小学校の合同スクールコンサートに、初めて息子が来た時のことを思い出しました。

 午後の公演だったので、終演後、小学生たちも現地解散。ホール正面まで父兄が迎えに行くことになっていました。子供たちが整列させられている所へ、ステージからそのままの服装で迎えに行った時、まだ小学生になったばかりの息子は、いくぶん誇らしそうな表情で寄ってきてくれたものです。自分の子供が来ているという事で、ヴァイオリンの楽器紹介も、私が担当したりしました。


 10年の歳月を経た、昨晩の会話。

…そういえば明日、聴きに来るんだったな。
「そうだよ。オヤジ山響だってバレてるから、目立つような事しなくていいから。」
…バレてるって何だその言い方は!

 まあ、そんなものなんでしょうね。


 父親の職場での姿を見る機会のある高校生も珍しいでしょうが、逆に言えば「鑑賞教室」とはいえ、高校生の子供が授業を受けている所を正面から観察する機会のある父親も珍しい。

 客席の人は舞台を見ているばかりで、舞台からも「見られている」ということを案外忘れている。見ている方が逆に見られているのは、何も「深淵」ばかりではないのです。

 目立たないようにしていたようですが、どこに座っているかは、すぐにわかりました。遠く離れた所から、お互いの普段の様子を観察し合う、ある意味不思議な時間。


 帰ってから話をしましたが、「ルスラン」がもっとも好評だったようです。もう長いこと高校生対象のスクールコンサートが減っていますが、ぜひ、いろんな高校で復活させて欲しいものですね。
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睡蓮と公私混同

2016-06-15 22:32:25 | 旅の空
 今ひとつの天気で少し暗いのですが、高原の湖にある睡蓮。蕾が開きかかています。静かでひんやりとしたこの辺りでは、今の季節、夜になるとホタルが見られるらしい。…泥酔して暗い水辺に近寄るのは危ないのでやめておきましたが。


 ということで、無事に新潟シリーズ終了。山形に戻ってきました。

 この写真は二日目。一日だけ贅沢をして六日町の山の中の温泉宿に泊まった翌朝のものです。

 温泉は無色透明ながら、いつまでも体が温かくなるようなお湯。バキバキの肩がほぐれます。食事は、イワナや山菜中心の料理に、酒はもちろん新潟でイチオシの銘酒「鶴齢」。じっくりと堪能しました。

…念のため言いますが、こういうものは、うまいこと領収書を取ったら経費で落ちるとか、今はやりの、そういうことは一切ありません。つつましい中での一瞬の贅沢なのです。元来、ほとんどの必要経費が自腹という、逆の意味で「公私混同」の職場ですから。


 さて、前哨戦の新潟が終わり、明日は県内でのスクールコンサート。そして来週は、大阪と東京での「さくらんぼコンサート」。暑くなってきましたが頑張ります。
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旅の始まり

2016-06-13 08:11:44 | 旅の空
 さて、いよいよ演奏旅行シーズンの始まり。今週・来週・再来週と3シリーズ。初級・中級・上級のような感じで、だんだん遠く、期間は長くなっていきます。新潟・大阪(東京)・そして九州…無事に完走できますように。

 
 ということで、初級コースの今週はまず新潟。3泊で6公演。移動日の昨日は、小千谷に宿をとりました。

 山形から230㎞くらい。…このぐらいだと、もう、近いとしか感じない。体にやさしくて、助走にちょうどいい。


 広い田んぼが遠くまで青々としているのを見ると、新潟に来た感じがします。毎年この時期、まだ夏バテもしていなくて元気な時に、こういう「米どころ」に来ると、不必要にイキイキしてしまいます。

 しかしこれは長く険しい道のりの、ほんの入り口。いろんな意味で飛ばし過ぎないよう気をつけます。
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武満徹 其の一

2016-06-11 21:31:53 | 音楽
 クラシック音楽の世界で、「一番有名な作曲家」と言えば誰でしょう?やはりベートーヴェンですかね。難聴など、その人生もインパクトが強い。

 では、「日本人の中で」だったら?

 佐村河…

…おっと、話題性のインパクトではなく、作曲家としての業績にによって広く知られているのは誰でしょう?

 久石譲。

…たしかに。作曲もひとつの「職業」だとすれば、「売れている」「それによって動く金額が大きい」というのは、業績の大きさを測る説得力のある指標でしょう。

 しかしやはり、音楽芸術の「軌跡」や「行く先」に大きな足跡を遺す作曲家となると、武満徹ではないでしょうか?

…一般的な「人気」や「知名度」と結びつかないところが、クラシックというジャンルの弱点ではありますね。興味のない「一般人」に、武満がそれほど知られているとは思えない。


 次回の山形Q「60回定期」では、はじめて武満の作品を取り上げます。この際、少しでも「お近づき」になりたいところですが、どれか作品を口ずさんでみろ…と言われても、なかなかできない。今回の「ア・ウェイ・アローン」も良い曲だし、「弦楽のためのレクイエム」なども、本当に素晴らしいと思うのですが、鼻唄では歌えない。

 そもそも武満に「歌える曲」などあるのか?


 そういう意味では、武満徹の代表作は「死んだ男の残したものは」ではないでしょうか?

 ご存知、谷川俊太郎の詩による、反戦の合唱曲ですが、個人的には大好きな歌です。純朴な、シチリアーノ的な寂しさがジーンとくる名曲だと思います。この曲を聴いていると、作曲家や詩人が羨ましくなる。…死んでも、しっかりと作品が残ってるじゃないですか。


 しかしこの曲が「武満らしい」かと訊かれると、違います。むしろ「武満でもこんなにわかりやすい曲が書けたんだ…」と意外に感じる。正直、難解なイメージなのです。


 山形Q定期のプログラムノートのためにも良い機会なので、今までほとんど知らなかった武満徹について、調べてみることにします。
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慰問の効用

2016-06-09 22:52:12 | 山形弦楽四重奏団
 山形Qにて、久しぶりのボランティア演奏。山形市内の老人ホームにて、一時間ほど演奏しました。


 軽いクラシックと民謡・映画音楽・唱歌など。


 皆さん、実に喜んでくれます。中には目に涙を浮かべる人までいて、こちらがおもはゆくなります。

 「音楽の持つ力」などと言いますが、普通に暮らしていると、正直言ってよくわからない。特にクラシック音楽などは、教養番組か何かのように「ゆとりのある人がたしなむもの」のような部分があります。なので、ここまで切実に楽しんでくれる人たちを見る機会が、実はあまり無い。自分自身からしてそうですし。…久しぶりだったせいもあって、軽いショックを受けました。


 「音楽は心の栄養」だと、子供の頃にききました。だとしたら、不足すれば「飢える」ということがあるはずです。たとえば、飢えた人に食物を供する時、どんなふうだと喜ばれるでしょうか?

 斬新ソースがけでしょうか?または、文献などを読み込んで作る、伝統的仕立てのスープでしょうか?

 …死にそうだったら何を食っても美味い

というのも、また違うと思います。

 本当に良いのは、気持ちのこもった、といっても根性やテンションではない、心遣いに根ざした「まごころ」が伝わるようなものではないでしょうか。


 誰に対しても、そんな演奏ができるようになりたいものです。

…などと、今日の聴衆の皆さんのおかげで、純粋な気持ちを、しばし取り戻すのでした。
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楯野川「爽辛」

2016-06-06 22:51:03 | お酒の話し(山形県)
 夏です。ビールが美味しい季節になりました。

 しかしそれ以上に美味しいのが、「夏の酒」。いろいろな蔵から魅力的な「夏もの」が出るので、ビールを飲んでいる暇がありません。

 ということで、我らが「楯野川」からは新作の「爽辛」。なんとも涼しげなラベル。見るだけで心地よい。

 そもそも「夏の酒」とはどういうことか。一般的には、スッキリした味でサラッとしたものです。コクよりは透明感。アルコール度数も15ぐらいに抑えてあるものが主流です。夏の山の中で、手にすくって飲む冷たい湧き水のような…。

 そういうイメージが、この「爽辛」にもハッキリと感じられます。甘みを抑えて、清涼感を優先しています。キンと冷やして飲むのに合うようなキレを立てている。しかし、あくまでも水のような、ひっかかりのない喉越し。

 固めに茹でて、しっかりと塩をきかせた枝豆などと一緒だったりすると…

…夏もなかなか良いものです。
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いざ大阪へ

2016-06-05 23:42:37 | 山形交響楽団
 昨日と今日で、鈴木秀美氏によるソロと指揮での定期演奏会が終りました。ベートーヴェンの「7番」がメインでしたがあとはハイドンの「チェロ協奏曲」、メンデルスゾーンの「シンフォニア第3番」という、「シブめの」プログラムでしたが例年以上にたくさんのお客様に恵まれました。

 山響が再生しようと頑張っている旨の、いろいろな報道があったせいかもしれませんが、山響を応援してくれようとしている県民の皆様の空気を感じます。本当にありがたいことです。

 
 しかし、来てくださったお客様は、それ以上のものを得て帰られたのではないでしょうか。おそらく期待していなかったであろうメンデルスゾーンの評判が良かった。

 古楽の第一人者である鈴木秀美氏ならではの、シンプルなものを生命感豊かに再現する音楽の魅力を感じていただけたのではないかと思います。

 演奏する側としては、まったく気が抜けないので疲れることは確かですが、得るものも大きく有意義なコンサートでした。これを大阪にも持って行けることが楽しみになるぐらい。


 今年の「さくらんぼコンサート」は東京と大阪で、違う指揮者で違うプログラムを演奏します。どちらも良い演奏会になるように頑張ります。
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第7番

2016-06-02 21:20:46 | 山形交響楽団
 今週の山響は、週末の定期演奏会のためのリハーサルの毎日です。


 何度もお伝えしているように今年度の山響定期は、ベートーヴェンの交響曲全曲演奏です。今回は鈴木秀美氏の指揮で「第7番」。聴き飽きた…いや、聴き慣れた「ベト7」だからこそ、新鮮な古楽のアプローチによる演奏で楽しんでいただけるのではないでしょうか。

 私たちも「いつも通り」にやれないので、苦労はしますが、マンネリ感のない新鮮なものができるような予感がしています。


 その他は、メンデルスゾーンの「シンフォニア」、そして「弾き振り」でのハイドン「チェロ協奏曲第2番」です。

 このプログラムで、「さくらんぼコンサート」の大阪公演も行きます。なんでも、大阪公演もチケットの売れ行きが好調で、完売が近いとか。まだまだ大阪は「アウェー感」があるので、嬉しい限りです。


 良い演奏会になるように頑張ります。
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キルシェ弦楽四重奏団

2016-06-01 22:24:52 | クァルテット
 昨日は山形Qのパーティー仕事の後、急いで文翔館へと向かいました。コンサートを聴くためです。

 山響には最近、我々の他に二つのクァルテットが誕生しています。そのうちの一つが「キルシェ弦楽四重奏団」で、この度、第2回目の定期演奏会を開きました。

 1回なら、頑張って演奏会をする事は簡単なのです。客も集まるし、勢いだけでいける。難しいのは継続です。立ち上げては頓挫して、また新しいのを立ち上げて…みたいな暮らしをしている人がいますが、新団体のチラシでおなじみの顔写真を見るたびに、残念な気持ちになります。

 そういう意味では自主演奏会を重ねてこそ、本当の活動が始まったと言えます。「草分け」としては、ぜひ応援したい。


 プログラムは、モーツァルト「第14番」、ハイドン「五度」、メンデルスゾーン「第1番」。名曲盛りだくさんですね。やる気と若さが感じられます。

 私の他にも、山響の楽団員がたくさん聴きに来ていました。期待度が高いことの表れでしょう。


 モーツァルトは山形Qでも何度も弾いている曲ですが、活き活きして良い演奏でした。フィナーレの息がよく合っていて停滞しない感じは、山形Qも見習うべきものがありました。

 「五度」はやはり難しい作品ですが、守りに入らず、冒頭のハリのある感じが良かった。

 そしてメンデルスゾーン。何度聴いても素晴らしい曲ですが、これも、曲が持つ若々しい勢いをなくさずに最後まで弾ききったのは、この四重奏団にそういうエネルギーがあるからだと思います。ぜひ、維持してほしい。


 普段、自分たちが演奏しているような曲を、同じホールで、同僚が演奏するのを聴くことができるのは勉強にもなるし、良い刺激になります。そして何よりも、そういう団体が生まれたこと、それをまた楽しみに聴きに来てくれるお客さんが山形にはたくさんいることがわかるのも嬉しい。

 良い演奏会でした。惜しみない拍手とエールを贈りたいと思います。先輩面している余裕はありません。私たちも頑張らないと。
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