中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

秋のドラクエ

2024-09-19 22:42:00 | 雑記
 今週の山響は、昨日の天童市でのスクールコンサートもありましたが、あとは週末の「ドラゴンクエスト」新潟公演です。

 まだまだ暑い毎日ですが、涼しくならなくても、芸術の秋の忙しさはしっかりと例年通り。

 今回は新潟の「りゅーとぴあ」での「ドラゴンクエストⅪ」。指揮は、ドラゴンクエストに思い入れが深い大井剛史氏。


 今日からリハーサルでしたが、なんと東北新幹線が動かない。ドラクエは編成が大きいので東京からたくさんのエキストラを呼ばなくてはならない。その方々が、すべて足止め。

 車輌がはずれたとか聞きましたが、大きな事故にならなくて幸いでした。


 …結局、リハーサルが始まったのは予定の3時間半後。なんとか到着した奏者も「東京駅から10時間かかりました」とぐったりしていました。

 よく、鉄道を遅らせるような迷惑行為をすると鉄道会社から損害賠償を請求されるというような話を聞きますが、あれは本当なのでしょうか?だとしたら、鉄道会社が自社のせいで起こしたことには、利用者に補償があるべきですが、それは聞いたことがない。


 ということで、本日のリハーサルは短時間しかできず。明日、みっちりとリハーサルをして、新潟に移動します。

 ただでさえ忙しい秋。ギリギリのスケジュールでやっていますから、これ以上、何事もないことを祈ります。そして、新潟公演が良い演奏会になるよう頑張ります。
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白真弓「吟醸原酒ひやおろし」

2024-09-17 22:32:00 | お酒の話(県外)
 いよいよ秋ですね…と言うにはまだまだ暑い。いったい何なんでしょうか。9月も半ばなのに。
 
 とは言え、日本酒の世界ではきちんと秋が来ています。「秋あがり」「ひやおろし」のシーズンがやってきました。
 
 これらは、夏の間しっかりと寝かせているので、熟成された芳醇な味わいがウリです。
 
 夏の間は冷たくてスッキリした酒が良いのですが、涼しくなってくると「きのこ鍋」や「焼きさんま」などと合う、すこし奥行きのある酒が美味しく感じるのです。
 
 今回は、またまた頂き物で恐縮ですが岐阜の銘酒「白真弓」の吟醸原酒「ひやおろし」です。
 
 原酒はそもそも加水などして整えたりしないので、アルコール度数が高めですが、これも、おしゃれなボトルの外見にそぐわない18%。
 
 「ワインみたい♡」などと調子に乗って飲もうものなら、やられます。18度といえば、標準的なワインの1.5倍以上ですからね。
 
 さて味の方は…
 
 …さすが。濃厚です。アルコール度数のせいもあるでしょうが、骨太のしっかりした感じ。それでいて、ツンとした香りや変な酸味は無く、まっすぐな酒です。私の思う、本当の「辛口の旨い酒」というのはまさにこういう感じ。
 
 思うに内陸の飛騨は伝統的に、これからの時期、保存のきく塩気の多いものが中心になっていく。そういう物と、こういう濃いめの酒が合うのだと思います。
 
 ひと口飲んで、刺身をやめて揚げ物と合わせましたが、素晴らしい。キノコのバター焼きなど最高じゃないでしょうか。
 
 とうことで、まだまだ暑い日々ですが、秋の味を堪能しました。
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発表会

2024-09-16 22:26:00 | ヴァイオリン

 山形に戻っての谷間の休日の今日は、発表会。

 ここ数年、私が教えている生徒は少なくなってしまいました。昔は「つくしんぼコンサート」と銘打って自前でやっていましたが、もはや難しい。
 
 そこで、かつての山形Qメンバー駒込氏の教室の発表会に混ぜてもらう感じで、出してもらいました。
 
 私のような者でも、「発表会」というものにはトラウマがあるので、緊張して体調が悪そうに見える出演者の気持ちは、何歳になってもよくわかるのです。
 
 私が子供の頃に通っていた教室のように怖いところではないので、安心してのびのびやってくれれば良いのに…と思いますが、そんなことは伝えようがない。
 
 …というよりも、もしかするとあの頃、怖いばかりに見えた私の先生にも、そういう気持ちが少しはあったのかも知れないななどと、当時の先生より年上になってしまった今、思うこともあります。
 
 しかし、真剣さが伝わる演奏に、悪いものは無いですね。ボロボロに間違えたとしても、プロが良い加減にやった演奏よりもずっと良いと思える瞬間があるものです。
 
 出演者のみなさんには、心から「お疲れさま」と言いたい。次はもっと楽しめるように、また明日から頑張っていきましょう。
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三陸道

2024-09-15 23:59:00 | 旅の空

 久慈の公演を終えて、山形に戻ってきました。残念ながら、お客様はそれほど多くありませんでしたが、良い公演になったと思います。とくに、オペラを初めて観たような人には、きっと新しい世界が拓けたのではないでしょうか。

 「コジ」特有の、デスピーナの変装のあたりのドタバタ感のあるところでは、ちゃんと笑いがおきていたので、良かったと思います。
 
 さて、家に帰るまでが演奏旅行。片道4時間半の道のりで思いますが、やはり東北は大きい。
 
 海沿いの三陸道をひたすら走るわけですが、途中には津波の被害で名前をよく聞いた地名がたくさん出てきます。
 
 宮古〜大槌〜釜石〜大船渡〜陸前高田〜気仙沼〜石巻…。
 
 それぞれの地域に演奏旅行の思い出もあり、昔を懐かしんだりなどして帰ってきました。
 
 さて、オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」は11月に、やまぎん県民ホールでも公演があります。イタリア人指揮者による、二期会の出演。
 
 山形のみなさまには、こちらをぜひ楽しみにしていただきたいと思います。
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上質なものは上質な環境から

2024-09-14 23:59:00 | 山形交響楽団

 今回の久慈「コジ・ファン・トゥッテ」公演は、久慈市の「アンバー・ホール」が文化庁の支援を受けて主催したものです。

 市民のみなさんの合唱が入ったり、事前に弦楽四重奏でアウトリーチコンサートを行ったり、オペラについての公開講座、本番当日には楽器体験コーナーなど、もともとクラシックが好きな人のためのコンサートに終わらない、いろいろな取り組みを盛り込んだ企画でした。
 
 ホールの館長は、元N響のコンサートマスターでもある永峰氏。人口の少ない場所にある、響きの良いコンサートホールを、ただの「ハコモノ」として無駄にしない、素晴らしい活動をしていると思います。久慈の皆さんは幸せですね。
 
 ところで。さすがは元N響の方が監修しているということで、私たち出演者にとっても「いたれりつくせり」で感動しました。
 
 ホールの周囲にコンビニなどが無いので毎日、飲み物はもちろん、お弁当が出たり、時間が遅くまでだと軽食まで用意されて「一流どころの楽屋とはこういうものか」と感じさせられる。
 
 「大切に扱われている」感があると、やはりこちらも「頑張らないと」という気になりますね。
 
 リハーサルも、山形での2日間を含め、たっぷりと5日。…これで、本番が1回なのがもったいなくなる。
 
 必ず良い演奏会になると思います。
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どんこ

2024-09-13 23:59:00 | 雑記
 岩手の久慈に4泊しました。岩手でも八戸に近い北の海沿いの町です。

 となると、やはり海の幸。

 小さい町ですが、あちこちに名店があって、どこも海の幸が本当に美味しい。

 そして、やはり田舎なので、まだまだ物価が低いのか、どこも安いのです。何年か前の価格。刺盛りなど、昔の感覚の値段で、びっくりするほど極上です。青森や岩手の銘酒とともに、毎晩、堪能させていただきました。

 珍しかったものとしては「どんこ」の唐揚げ。

 「どんこ」は、九州の大きなしいたけだと思っていましたが全然違った。

 出てきたのは、30センチ近くある巨大なハゼのような魚。これが、丸ごと揚げてある。

 おろしポン酢でいただきますが、骨とその周りまで全部美味しいので、1匹でもかなりのボリュームです。酒が足りなくなりますね。

 青森の「田酒」とともに味わいました。
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コジ・ファン・トゥッテ

2024-09-10 22:57:00 | 山形交響楽団

 今週の山響は、日曜日の久慈アンバーホール公演「コジ・ファン・トゥッテ」です。指揮はもちろん阪哲朗氏。 

 今日からリハーサルが始まりました。今回は久慈の市民の皆さんも参加するということで,現地でも入念なリハーサルがあります。明日、山形でリハーサルをしてから久慈に移動し、その後3日間の練習。
 
 なんと、久慈に4泊!
 
 …そんなに飲めるかな。
 
 というのは冗談で、本番が1回なのがもったいないぐらいの念の入りようです。
 
 「コジ」は、11月に山形でも予定されているので、ここできちんと仕上げておくのは良いことです。
 
 良いコンサートになるように頑張ります。そして、長い道中ですので、気をつけて行って来ることにします。…ゴールド免許も失ったことですし。
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朋あり遠方より来たる

2024-09-08 21:35:00 | 音楽

 トランペットのナカリャコフ氏をゲストに迎えた山響定期、二日間とも満席で無事に終了しました。ご来場のみなさま、本当にありがとうございました。

 終演後には、楽団員がホールの出口に並んで「お見送り」をします。
 
 そこで「今日も素晴らしかったです」などと言ってくださる方々の表情から、こちらも、いろいろと生の反応を知ることができる。
 
 トランペットももちろんですが、メインの「悲愴」に感動してもらえたのが伝わってきて嬉しい。中には直接「今まで聞いた中で一番の悲愴でした」と言ってくださった方もいました。こういうのは、何よりも効きます。疲れが吹き飛びますね。
 
 ところで、学生時代の同期の友人が聞きに来てくれました。大学のオーケストラでトランペットを吹いていた法学部の同期。今は弁護士になって、故郷である北海道に立派な個人事務所を持っています。
 
 いろいろと社会の上層部の人たちとのつながりもあるようで、全国を股にかけて活躍しているようです。今回は、トランペットのスーパースターの演奏会だということだけでなく、山形の名士との付き合いもあるようで聞きに来てくれました。
 
 まさに、我が大学の法学部における、頂点と底辺の邂逅。
 
 最近、すっかり偉くなっている昔の友人と会うことが多い。私が、まっとうな所からドロップアウトして、ひたすら「裏街道」を歩いてきてしまった事を実感させられます。
 
 …まっとうに生きていたら、だいぶ違った人生もあったのかな…などと、この歳になると思う時もありますね。
 
 ともあれ、バボラークの時にはホルンの友人が、ナカリャコフの時にはトランペットの友人が遠くから来てくれたりする。
 
 また楽しからずや…ということにしておきましょう。
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世界一の実物を

2024-09-06 21:07:00 | 山形交響楽団

 今日のリハーサルから、ナカリャコフ氏が登場。アルチュニアンの「トランペット協奏曲」で、圧倒的な演奏を聴かせてくれました。

 …先週のバボラーク氏の時にも書きました。「アルチュニアンってどんな曲だろう。一応、聴いてみるか」とユーチューブを検索すると、一番先にナカリャコフ氏の演奏が出てくる。
 
 そういう人と、実際に共演できる機会が続いているのは、本当に幸せなことです。世界のトップレベルのオーケストラのようです。
 
 そしてこれもまた先週の感想とかぶりますが、そういう人が演奏すると、「ホルンって、トランペットって、ずいぶん簡単そうだな」と思ってしまいます。そして、共通して言えることは、金管楽器なのに、近くで聞いてもうるさくない。遠くでもはっきり聞こえるのに、近くでうるさくないというのは、一体どういうことか。異次元の体験です。
 
 そういう、異次元の体験を山形のお客様にもしていただけるというのは、私たちにとっても嬉しい。
 
 明日と明後日は、きっと良いコンサートになると思います。
 
 
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秋の定期

2024-09-04 21:48:00 | 山形交響楽団

 やっと夜は涼しくなりましたね。保冷剤を体のあちこちに身につけても汗が止まらない夜が、ようやく終わりました。

 ということで、今週の山響は週末の定期演奏会。世界一のトランペット、ナカリャコフ氏をゲストに迎えて、アルチュニアン「トランペット協奏曲」、そしてチャイコフスキーの名曲「悲愴」、さらに若手作曲家の委嘱新作「谺(こだま)」。
 
 今日からリハーサルが始まりましたが、久しぶりの「悲愴」。阪哲朗氏の音楽は、チャイコであっても贅肉が無い。細身でしなやかなのが、現代的で新鮮です。「無化調で味わう悲愴」といった感じ。
 
 そして新作。若い女性作曲家が山形をイメージして書いた曲です。所々に、最上川舟歌や花笠音頭が出てくる。
 
 かつて「委嘱新作」というと、やたらと現代アートみたいな、誰にも理解できないことこそが価値と言わんばかりの曲が出てくるものでしたが、最近は違いますね。わかりやすい。それが良いことなのかどうなのかはわかりませんが、弾く方としてはありがたい。
 
 目玉のトランペットソロは本番前日からの登場なので、私たちも楽しみです。
 
 チケットはすでに完売のようですが、きっと良い演奏会になると思います。
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金色の日々よさようなら

2024-09-02 20:55:00 | 危機管理

 青くなりました。…もう、輝いていた日々は終わってしまったのだなと、今日、思い知らされました。

 金色に輝いていたこれまでの日々。手にした時にはこの幸せが、これからは当たり前になっていつまでも続いてくれるのではないかと、分不相応な期待を持ったこともありましたが、やはり、あっという間に終わってしまいました。
 
 私のような者でも、苦労した甲斐があったなと思えたこの五年間。たぶん、もう二度と戻ってこない五年間。身に余る幸福なひとときをありがとうございました。
 
 ということで、今日、免許の更新に行ってきました。
 
 「違反者講習」。束の間のゴールド免許でしたが、あえなく終了。
 
 講習は2時間。免許の有効期限は3年に戻りました。
 
 「違反者講習の部屋」に入った時、その「よどんだ」感じが懐かしかった。私の体になじんだ免許センターの空気でした。
 
 …やっぱり、自分はこっちの人なんだなと。
 
 言いたいことは結構ある。一時停止の線が、「こんな位置で停止しても何の安全も確認できない」ところに引かれていたから、私はそこでは止まらなかったですよ確かに。
 
 決められているから盲目的に止まるのではなく、自分の目と頭で安全を確認したかっただけです。
 
 盲従するのが「金」なら、私は自律の「青」で結構。
 
 懲罰としての2時間の講習を受けると、やさぐれた心ができあがります。
 
 …そう言やあ、昔は免停で丸二日間の講習を受けたこともあったっけ。2時間程度でお灸据えたと思ったら大間違いだぜ。一瞬ゴールド持たされて勘違いしちまったのが情けねえ。これからはチマチマせず、走りたいように走らせてもらおうじゃねえか。
 
 という気持ちも起きそうになりますが、もう大人なので封印。また、これから更生の道を歩むことにいたします。
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山東祭

2024-09-01 21:39:00 | 子育て奮闘記

 休日の今日、昼食は「パオ」でした。

 昨日と今日は、娘の高校の文化祭。我が家のすぐ裏にある学校ですが、息子の時は一度も行ったことがなく、このまま行くつもりもなかったのですが、娘も今年が最後。家のすぐ裏なのに一度も行かないというのもどういうものか、と思い立って、行ってみました。
 
 最高学年の3年生は、だいたい食べ物屋さんをやることになっているらしい。
 
 娘のクラスは、パオ。中華まんの皮みたいなものに、具材を挟むやつです。取り仕切る係になっていたので、企画・制作段階からあれこれと聞いていました。試食から始まって、オペレーションのシフト組みなど。いろいろな悩みを聞きました。
 
 実際にどうなったのか、せっかく時間があるので見に行こうと。
 
 コロナが終わったこともあってか、びっくりするほどの大盛況。学校の中はごった返していました。おまけに暑い。
 
 私のような「へなちょこ」はすぐに参ってしまって、「早くパオだけ買って、さっさと家で食べよう」というモードに。
 
 それでも、高校生たちが張り切って頑張っているのはよくわかりました。青春ですね。
 
 私の高校は都会の男子校で、マンモスでしたから、文化祭など「やりたい人がやればいい」感じだったので、大した事はせず、ほとんど記憶に残っていない。「別にいてもいなくても良いから、さっさと麻雀いこう」と抜け出したことを思い出しました。今日、自身のクラスののプラカードを持って呼び込んでいる高校生を見て、我が身を恥じました。
 
 「パオ」は3種類。エビチリと角煮、そしてデザート系の桃。大盛況で断続的に売り切れるので、整理券をもらったりする。
 
 娘は統括責任者だったので、品不足を解消すべく、裏の調理室で取り仕切っていたようでした。
 
 エビチリはすでに売り切れだったので、角煮と桃をようやく買って、さっさと帰宅。家が近いと便利です。学校から2分。
 
 いろいろ調べて買った生地だけあって、なかなかおいしかった。皮も具も冷凍ですから、それを解凍して形を整えて挟むという作業だったと思いますが、1個150円でこのクオリティなら大行列ができるのもわかります。
 
 早々に予定数の1200個を売り切ったようで、本人も充実した感じで帰って来ました。こういうことを学ぶために「文化祭」というのはあるんですね。じぶんは若い頃、きちんと参加していなかったので、はじめて知りました。
 
 …この年齢になって、文化祭の意味を初めて知るとは。
 
 幾つになっても勉強になりますね。
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鶴岡定期

2024-08-31 22:40:00 | 山形交響楽団

 台風が大変なことになっているようですが、東北は今のところ、まだ影響はありません。

 ということで、今日の山響の鶴岡公演も無事に終わりました。
 
 鶴岡の「荘銀タクトホール」にご来場下さったたくさんのお客様に感謝します。
 
 しかし「来て良かった」と思ってもらえたのではないかと感じております。
 
 世界一のホルン、バボラーク氏の超人的なソロが目玉ではありましたが、彼の温かい人柄が指揮にも滲み出ていて、雰囲気の良いコンサートになったような気がします。
 
 リハーサルの時からですが、「スラヴ舞曲」を心から愛しているのが伝わってくるのです。自国の「お国もの」であっても、普通なかなかここまではできない。
 
 彼のその雰囲気に思わずのせられて、こちらもそういう気持ちになる。
 
 本来アンコールは予定されていませんでしたが、彼のノリで、一番華やかな「7番」をもう一度演奏しました。指揮者が楽しそうなので、弾いている私たちもそうなって、それが会場にも伝染した感じ。
 
 天才はピュアで良いですね。
 
 まだ若いので、来る度に指揮も上達しているし(失礼)、また協演の機会があればと思います。
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今週末の鶴岡は

2024-08-28 20:47:00 | 山形交響楽団

 さて、今週の山響は土曜日の「鶴岡定期」。

 ミュージック・パートナーに就任した、世界一のホルン奏者、バボラーク氏の指揮で、「お国もの」のドヴォルザーク「スラヴ舞曲第2集」をメインに、シューベルト「未完成」、そして自身のソロでモーツァルト「協奏曲第3番」。
 
 昔、私が学生の頃ですが、トレーナーの先生が言っていたのを思い出しました。
 
「スラヴ舞曲はやめておけ。難しすぎる」。
 
 …不思議に感じました。「スラヴ」は、聴いている分には、ブラームスの「ハンガリー舞曲」のような、軽い感じの小品にしか思えない。
 
 しかし、こうして弾いてみるとわかります。「ハンガリー」とは難しさがケタ違いです。
 
 ドヴォルザークによくあることですが、調性が複雑で、本当に弾きにくい。それと、スラヴの踊りは「躁状態」のものが多いのか、不必要なほど目まぐるしい。こんなに細かくて難しい音符を、そんな速さでは弾けないというものばかり。
 
 奏者が「本気になる」のが欲しかったのでしょうか。
 
 その辺りをお楽しみいただければと思います。
 
 そしてもちろん、世界一のホルンもお楽しみにして下さい。
 
 「モーツァルトの3番…いちおうユーチューブで聞いとくか」と思った時に、真っ先に出てくる動画の人ですから、それが生演奏で聴けるというのはすごいことです。
 
 良い演奏会になるよう頑張ります。
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貧乏性の創作料理

2024-08-27 22:28:00 | 男の手料理

 旅行から帰って、ひと休み。昨日と今日は山響も休日でした。

 ということで「男の料理」コーナー。
 
 …旅行から帰ると、奥さんも「はあ、ようやく帰ってきた。さ、代わって」というモードなので、旅の疲れを見せず夕食当番を率先してやるのがポイントです。この先も、旅行が多い秋に突入するので、日々、できる時に「徳」を積んでおかないといけません。
 
 今回、好評だったのは「チリソース風」。
 
 私は「エビチリ」が好きです。でも、だいたいちょっとしか無くて余ったソースが勿体無い。なので、「エビが高いなら、他にもいろいろ入れてくれれば良いのに」と思っていたのでした。
 
 そんな貧乏症の私のイメージを実現すべく、作ってみました。
 
 エビの他に、豚肉、ホタテ、きくらげ、たけのこ、玉子焼きを入れて、多めのケチャップに豆板醤と中華だしで味付け。
 
 「チリソース」とは言い難い、洋風だか中華風だかわからない炒め物になりましたが、味は悪くない。何よりも気軽で、食べ応えがあるのが良い。
 
 イメージ通りのものができると、ちょっと気持ちがいい。これが料理の楽しさなのか。
 
 このシリーズを追究してみるのも良いかもしれない。フレンチと言えば、大皿の真ん中にカスみたいに乗っているイメージですが、そういうのではなくて、おばんざいみたいな深皿にどっさり山盛りにしてみるとか。
 
…つまらないイメージが拡がっております。
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