春になったと思ったのに、窓の外は雪。。。今日はかねてから行きたいと思っていた美術展に行く心づもりをしていたのですが、いきなり気勢をそがれた気分です。
よっぽど別に日にしようかとも思ったのですが、別の日っていつだ??と思ってスケジュールを見てみたら、そんな日ははっきりいって皆無。一日なんとかなりそうな日がないこともない、という程度で、これを逃したら行けず終いの可能性大です。やはり今日しかない、と一念発起(大げさ)、出かけて来ました仙台市博物館へ。アメリカのプライス夫妻が東日本大震災の報を受け、「東北の人々に美しいものをお見せしたい」という思いから実現した、夫妻の貴重なコレクションの美術展です。
来てよかった!!実に素晴らしい日本画の数々。作者の名前ではなく、純粋に「その絵が好き」という思いで購入された夫妻のコレクションは、動植物を中心とし、生命の息吹が感じ取れる、本当に美しいものばかりでした。動物たちの目の力強さ、植物の美しさや季節の恵み。全ての生きとし生けるものへの愛情と尊さに溢れた作品ばかりでした。小難しい知識や理屈は一切不要、丁度春休みですし、こういうものこそ子どもたちにも是非見て欲しい。「美しいものを東北の人々に」というプライス夫妻の思いが伝わってくる、本当に素晴らしい展示会です。なんと高校生以下は入場無料。作品の前に立ち、生命の鼓動に耳を傾けてみて下さい。