東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

デコピン

2023年12月22日 22時54分04秒 | 時事

 多忙な年末も、仕事納めまでもうひと頑張り。ということで、ブログくらいは閑話休題。世間を騒がせた大谷翔平の愛犬のお名前です。

 めでたくドジャースへの移籍が大々的に報道されましたが、それとは別に話題になったのが、飼い犬の「デコピン」という名前。聞いた時は皆「えっっ???」て思ったのではないでしょうか。

 「デコイ」という犬種から、それに近いところで名付けたということですが、しかしそれにしても、なぜデコピン。。。と思ったのは私だけでしょうか。お茶目といえばその通りですが、それだけなのか?何か深淵な意味があるのでは?あるいはデコピンに何か思い出でもあるのか?オオタニサンの偉業が凄すぎるだけに、そのギャップに色々考えてしまいました。

 そこへ「さてはこれか?!」という本を図書館で発見。県立図書館で、スポーツの本を集めた特設コーナーがあったのですが、その中に「脱力が力強さを生む!〜スポーツパフォーマンスを最大限にアップさせる体の使い方〜」(田中直史著)という本が展示してあり、興味を持ってパラパラとめくってみましたら、、、なんかやたらと「デコピン」というキーワードが出てくるではないですか!一言でまとめてしまえば、デコピンは「関係する関節・筋を十分に緩めておき、使いたい筋や腱をあらかじめ、しっかり伸ばしておくことで、力を込めて使う場合よりも、より力強さを発揮」しているということです。まあこれだけ聞いてもわかったようなわからないような。。。でしょうから、気になった方はぜひ本を探して読んでみて下さいませ。かの大リーガーもこれを愛読しているのでは、と想像してニヤニヤするのもまた一興かと。

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言葉ひとつで

2023年11月07日 22時03分44秒 | 時事

 ガザ地区の戦闘が激化し、広がる被害の様子が日々報道されています。振り返れば人類史は戦争続きですが、あらゆる物事が二極化の対立構造を生んでいるのは、現代社会の歪みなのでしょうか。

 今日の山形新聞で、慶應義塾大学教授の廣瀬陽子氏による記事の中に、「BBCがハマスに対しテロリストと呼ばない」として批判を浴びているという内容が紹介されていました。BBCはあくまで、何が起きたかを描写し、視聴者に行為の結果を伝えるべきとし、たとえば加害者については「爆発犯」「誘拐犯」「襲撃者」「反乱者」といった具体的な名称を用いることにしているとのこと。善悪の判断は視聴者がすることで、そういった含みをもつ単語を使うのは報道に相応しくない、という判断でしょう。

 人々が、自分の意見を正当化してくれる記事を好んでみる傾向は、インターネットが普及した今日、よく指摘されます。それは別の角度から見れば、自分で考えなくなっているということなのかもしれません。こんな時代だからこそ、自分の頭で考えて、言葉を選んで伝えていくということが、ますます大切になっていると言えそうです。

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八冠

2023年10月11日 22時02分26秒 | 時事

 先ほど藤井聡太さんが王座戦で勝利し、前人未到の八冠制覇を達成とのニュースが報じられました。羽生善治九段が全冠制覇(当時は七冠)した時も驚嘆しましたが、藤井八冠の偉業は、まだ21歳という若さもあり、もはや異次元の感があります。

 しかも達成後のインタビューでは「まだまだそれに見合った実力があるわけではない」と、いたって謙虚。この方はデビュー当初から、驕らず昂らず、淡々とした姿勢が全く変わらないところも魅力ですね。

 しかしこんなにタイトルがあって、いつも何かしらの対局をしている感じでしょうから大変ですね。まずはゆっくり休んで頂きたいところですが、きっとそんな間もないことでしょう。ますますのご活躍を期待しています!

 

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18年

2023年09月15日 21時21分40秒 | 時事

 別に阪神ファンではないのですが、まずはリーグ優勝おめでとうございます!

 ファンじゃないならわざわざ書くなよ、と言われそうですが、ニュースで「18年ぶり」と連呼していたのが気になりまして(笑)。18年前の優勝時は、ファンが道頓堀に飛び込んだり、色々な騒動があったため、今回は警備体制にも気を遣った、という報道がありました。が、そんな大騒ぎだったのに、私はまるで記憶にない。はて、、、と思い、18年前の記憶をたぐると。丁度ロンドンに留学した年でした。なるほど、それで記憶になかったのね。

 しかしそうなると、別の意味で18年の重さが感じられます。そうか、そんなに前なのか。。。道理で体力の低下が身に染みる訳で。せめて18年前の自分に恥ずかしくない人間でありたいと思う今日この頃です。

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30年

2023年05月15日 23時23分21秒 | 時事

 今日は、Jリーグが発足して30年の記念日なんだそうです。当時まだ10代の学生だったことを考えると隔世の感があります。まさに光陰矢の如し。

 その記念イベントで、ファン投票をもとにJリーグ歴代ベストイレブンが発表されました。おお!ちゃんとわかる!!顔と名前が一致します!!(笑)。スポーツはオリンピックとか国際大会の時だけ、にわかに観戦し出す人間なので、常日頃から選手を支える正しいファンには顔向けもできませんが、そんな私でもわかるほど大活躍された方々、さすがです。そんな感心の仕方をされても嬉しくないでしょうが。

 しかし、中でもキングカズこと三浦知良選手は、今も現役というのがもはやミラクル。いや、きちんと鍛錬を積み重ねてきたご本人にとってはミラクルでもなんでもないのかもしれませんが、ここのところ疲れやすいとか記憶力が衰えたとか、年齢を感じることが増えている身としては神の領域です。いやあ、若い頃からの鍛錬は大事なんですね、、、と今更思っても時既に遅しですが、今からできることを地道にやっていこうと、改めて思った今日この頃でした。

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書店よいつまでも

2023年03月30日 22時30分12秒 | 時事

 八重洲ブックセンターが明日で営業を終えるそうです。新しく建つビルの中に、また入る予定とのことですが、大書店だっただけに残念。もっともそれほど頻繁に利用していたわけではないのですが、子供の頃、父が買ってきた本のブックカバーがとても素敵で、それがここのものだったと知って、ずっと憧れていた本屋さんでした。

 本屋さんが全国的に減っているそうです。無理もありません、電子辞書の時代です。断捨離、ミニマリストといった言葉がもてはやされる現代、場所のとる本は、今後も減っていく運命にあるのかもしれません。

 しかしながら、私は完全なる「本は紙」派です。電子本でめくる頁はあんなにイライラするのに、紙だと絶妙な間に感じるのはなぜなんでしょうか(単に私が古い人間だから、、、という説も否定しきれませんが)。それに、本の内容を体現している佇まいってありますよね。幸田文さんの書籍とか、書き手のピンと伸びた背筋が感じられて、読む前からワクワクしたものです。まあ、最近は持ち運びやすい文庫に流れているので偉そうなことは言えませんが。本屋を徘徊して、これは!というものを探す時間は、私にとって至福なのです。

 本好きとして声を大にして言いたい。本屋さん、頑張れ!一生ついていきますよ!!

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頂上

2023年03月23日 22時34分21秒 | 時事

WBC優勝です。本当にこんなことあるんだな~とびっくりしまうくらい、漫画か映画のような試合でした。残念ながら仕事でライブでは見られませんでしたが、急遽再放送された録画を見ましたよ。結果を知ってのことなので、手に汗握るという感じにはならないものの、やはり感動的でした。
それぞれの良さが光った成果なのでしょう。大谷選手を筆頭に、スター選手が揃い踏みでしたが、何よりチームとして素晴らしくなければ、この偉業は成し遂げられません。

勿論、二刀流で投打共に活躍し、更にグラウンド外でも見せる大谷選手の器の大きさには、毎日ため息が出たものです。私は千葉出身なので、ロッテの佐々木選手の活躍が嬉しかったですが、現役メジャーリーガーと共に過ごした日々は、きっと若手にもかけがえのない宝物となり、これからの指針になることでしょう。

そして沢山の子どもたちが、憧れを持って彼らを見つめていたはず。巻かれた種に、将来への夢がふくらんだ一日でした。

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夢に向かって

2022年12月06日 22時05分58秒 | 時事

 昨夜は寝ずにワールドカップを見た、と言う方も多いのではないでしょうか。勝てば初のベスト8というクロアチア戦、日本は延長でも決着がつかず、善戦するもPK戦で涙をのむ結果となりました。私もテレビ観戦しておりましたが、PKでの敗退という結果は予想していなかっただけに、なかなか受け入れ難く、本当に残念です。

 一夜明け、吉田選手や長友選手といったベテランの選手が、前回大会からの4年間、どんなものだったかと言う問いに、口を揃えて「辛く苦しいことの方が多かった」と答えていたのが印象的でした。彼らのようなトップ選手をして「苦しい」と言わしめる日々というのがどれほどのものだったのかと、改めて背筋の伸びる思いがします。スポーツや、我々のようなエンターテイメント性のある仕事は、好きなことで生活できる夢のような日々と思われますが、逆に言えば「好きじゃなければとてもやっていけない」とも言える、大変なことも多い世界です。ましてや世界を相手に戦う彼らが受けるストレスは、凡人には想像できないものでしょう。

 「夢の舞台」を支えるのは、泥臭い現実の積み重ねです。その舞台で見せてくれた勇姿は、次のステージを確実に近づけてくれたように感じます。まずは選手の皆様、関わった全ての皆様、本当にお疲れ様でした!

 

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本屋さん大賞2022

2022年04月06日 22時43分24秒 | 時事

 本好きですが、賞を取った作品をすぐに読むことはまずなく、何年後かに読むことが多い私。しかし今回はすぐ手に取ってみたいと思いました。正直、近年は「別に賞をあげなくても、それなりに売れているんじゃないか?本屋さんがわざわざ薦めるなら、別に小説じゃなくても。。。」と思うことも多かったので、自分の中ではやや関心が薄れていた賞なのですが。

逢坂冬馬氏の『同志少女よ、敵を撃て』です。第二次世界大戦の独ソ戦に参戦する少女が主人公で、ウクライナ侵攻により、一層注目が集まっていたようです。偶然にもこんなタイミングで現実がリンクし、苦しい心情を逢坂氏がインタビューに答えていたのが印象的でした。敵とは何か、戦うか死ぬかの二者択一ではない解を描いたという本書、是非読みたいと思います。

 

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人の営み

2022年02月24日 22時18分07秒 | 時事

 昨日はやまぎん県民ホールにて、三大テノールの宴が催されました。福井敬氏、村上敏明氏、笛田博昭氏、それぞれの個性が見事な音楽を響かせて下さり、人の声の持つ魅力に酔いしれた一日でした。

 その翌日。ロシアがウクライナに侵攻、首都キエフを含めた、11ケ所にも及ぶ各地にミサイル攻撃を行ったというニュースが飛び込んできました。

 美しいものを作る人がいる一方で、それを一瞬で壊す人がいる。ウイルスよりも恐ろしい、人間の業の深さに戦慄します。芸術分野で巨人のような足跡を残している人々を輩出しているロシア。一刻も早く、美を作り出す国に立ち戻ってほしいと切に願います。

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冬の華

2022年02月19日 22時44分52秒 | 時事

 北京オリンピックが終盤を迎えています。政治的な諸々を批判されることも多いものの、各選手の魂のこもった演技や試合には、やはり心打たれるものがあります。

 フィギュアスケートは、私の好きな競技の一つですが、今回はペアの演技にも目を奪われました。日本人で初の入賞を果たした「りくりゅう」ペアも素晴らしかったですが、実はたまたま、アイスダンス金メダリストのフランス人ペア、「パパダキス・シゼロン」組の演技を、そうとは知らずに見て驚嘆しました。こう言う嬉しい偶然に出会えるのも、ビッグイベントならではですね。

 明日はいよいよ閉会ですが、その前に、我々はユアタウン米沢公演。冬景色の美しい米沢で、春を待ちながら、美しい音楽を奏でたいと思います。

 

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氷上のドラマ

2022年02月10日 20時45分39秒 | 時事

 北京オリンピック大注目競技の一つ、フィギュアスケート。今回の日本男子勢は最強の布陣というべきもので、平昌の雪辱を誓ったであろうネイサン・チェン選手に敗れはしたものの、鍵山選手銀、宇野選手銅という、見事な結果を収めました。

 大勢の期待を一身に背負った羽生結弦選手は、ショートプログラムで、ジャンプ直前に氷の穴にはまるというアクシデントでの出遅れがひびき、その時点で8位。フリーではそれを4位と巻き返し、転倒はあったものの、人生をかけて挑戦してきた4回転アクセルが認定されるという偉業を成し遂げました。

 応援している方はつい「たられば」を考えてしまいますが、「全て出し切りました、報われない努力だったかもしれないけどこれ以上ないくらい頑張りました」と言い切った羽生選手に、そんな考えは不要かもしれません。計り知れないプレッシャーの中で、安全策ではなく挑戦し続けた羽生選手は、本当にこの競技の進化を牽引するパイオニアだなと、ため息が漏れます。その姿を追いかけて来た鍵山選手、宇野選手も、さらなる成長を見せてくれるのではないでしょうか。白熱の素晴らしい演技、生き様を見せてくれた選手の皆様に、大きな拍手を送りたいと思います。

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コロナ禍の中で

2021年08月25日 22時35分41秒 | 時事

 全国的に感染が拡大していますが、そんな中、パラリンピックが開幕されました。計り知れない困難を乗り越えてきた選手たちは、輝くような笑顔と堂々とした姿が印象的です。

 多様性を認め合える社会というのが、パラリンピックの目指す形の一つのようですが、残念ながら、現実社会とは距離を感じざるを得ません。コロナの流行が始まって以来、分断が進んでいるのを感じたことが、皆少なからずあるのではないでしょうか。自分と異なるものを糾弾するのではなく、少なくとも理解しようとする世の中であってほしいものです。

 先のオリンピックでは、SNSなどで選手を非難する声も多かったと聞きます。パラリンピックが本当に多様性を認め合える社会への第一歩になることを、願ってやみません。

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75年

2020年08月15日 22時30分22秒 | 時事

 戦後75年。私もですが、最早殆どの日本人が、あの戦争を体験していません。体験者から直接話を聞ける機会が激減していることを考えても、この悲劇を繰り返さないためには、より想像力を働かせる必要があるのでしょう。

 コロナ禍の中で迎えた戦後75年。今年は帰省を断念、この時期を山形で過ごしたのは初めてだと思います。 夜、NHKのドラマ「太陽の子」を見て、若者が当たり前に未来の夢を語れる世の中でなければいけないと切に感じました。

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一歩一歩

2020年05月13日 21時48分07秒 | 時事

 明日にでも、多くの都道府県において緊急事態宣言が解除になる見通しとなりました。まだまだ安心には遠い状況とはいうものの、できることから少しずつということで、県内施設にも動きが出てきています。

 まずはやまぎん県民ホールが、本日ようやく開館の運びとなりました。本格稼働はまだ先になりそうですが、貴重な第一歩が踏み出せたのはありがたいことです。早くここで演奏会を開催できますように!

 そしてもう一つ、嬉しいお知らせです。ライオンズクラブの方々からのご寄付もあり、パワーアップした新しい楽団トラックが納車されました!こういう一つ一つから、山響が多くの人に支えられていることが実感されます。本当にありがとうございます!

 ちなみに県民ホールより一足早く、昨日県立図書館が再開しました。本を借りていたので、早速返却に行って参りましたよ。すると、待っていたのはウイルス対策の数々!圧倒されました。

 まずは入り口で体温チェック、施設利用にも住所や連絡先などを用紙に記入する必要があります。駐車券などのやり取りをするところにも遮蔽板が設けられ、飛沫感染防止に。密にならないように人数制限が行なわれているようで、次は番号札を受け取ります。カウンターの方に行くと、待機しているスタッフさんが素早く用件を聞きに来て、それならこちらへ、、、、と誘導。人が溜まらないよう、スムーズな動きが作られるよう、様々に気を配っているのです。そして極め付けは、「本の除菌ボックス」!!中に本を入れてボタンを押すと、紫外線が照射され、45秒で菌やウイルスが死滅するというスグレモノです。すごい、高かったでしょうね。。。。

 せっかく手に入れた収束の兆しを壊してはならじという、強い意志が感じられます。まずは一歩一歩、ですね。

 

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