さて、前回の続きです。1時間路上を走り、お昼休みをとった後に連続2時間の路上運転。まず最初に行ったのは、、運転座席の調整でした。
実は午前中の実習のとき、「だんだん顎が上がってきますね」と注意を受け、「顎を上げた状態と普通の状態で、どちらが視界が広く見えますか?」と質問されたのです。「それは、、、上げた方です」と答えると、予想と違う答えだったようで、まじまじとこちらを見た後、「あー、それは座席が合っていないからですね。顎を上げないと下が見えにくいのでしょう?」。まさしくその通り。どうやら運転席が少々低かったようです。少し上げてみただけでかなり快適に。やはり何でも、最初の姿勢は大切なんですね。
ここでようやく再び路上。七日町を走った後、西へ。山辺方面へひた走ります。
「今日は直線が多いですから」という言葉に喜んでいたのですが、やはりスピードの遅さはいかんともし難かったようです。「もう少しスピード上げてみましょうか」。もしかしたらこの日、一番沢山言われた言葉かもしれません。確かに言われてふと気付くと、後ろの車がイラついた様子であったり、ちょっと車間が詰まり気味であったり。本来言われる前に気付くべきなのでしょうが、何しろ右折、左折、車線変更の時以外は後ろを気にする余裕がないため、先生に言われて慌ててアクセルを踏む始末です。
でも考えてみれば、後ろの動向をミラーでみて窺うなんて、今まで全くすることのなかった習慣です。運転って、本当に全方位に気を配らなければいけない行為なんですね。肝に銘じたいと思います。
しかしさすがは先生、おそらく生徒に運転という行為を楽しんでもらえるようにとの計らいでしょう。市街地を見渡せる高台を通り、自然の多いエリアにナビゲードして下さいます。幸い天気も良くドライブ日和、拙い運転ながら「なるほど、運転も慣れれば楽しいだろうな」と思えてきます。
下り坂では、教習所内で半ば義務的に行っていたチェンジレバーを活用して、Dからセカンドへ。あの短い坂では効果のほどもよくわからなかったのですが、路上の長い坂を下ると、エンジンブレーキの効きが全然違う事が実感できます。そうか、こういうことだったのか!と、教習所内で学んだことを再確認。
しばらく南下した後蔵王方面へ。再び車の多いエリアに入り、緊張が高まります。まだまだ車の波に乗れず、車線変更のリズムも悪い。まるで出来の悪い演奏家のようです。。。。。
今回のドライブで感じたことは多々ありますが、最後に思ったのは「車って速いなー!!」という子供のような感想。だってこんな短時間で、私のノロノロ運転にも関わらず、これほど広大なエリアを走ってしまえるのですから。味方に付けられたら、どんなに心強いでしょうか。まだまだ周囲をイライラさせたり驚かせたりの不良ドライバーですが、車と仲良く走れる、そんな日が来ることを目指して精進したいと思います。
ところで慣れぬ長距離運転は大分疲れたと見え、帰宅後小一時間眠りこけてしまったことを付け加えておきます。前途多難。。。。