常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

春雨

2013年02月18日 | 季節の便り

 

昨日の寒気から一転して待望の春雨である。

春雨がいつ春の雪に変わるか解らない不安はあるけれど、心が潤う時である。

諏訪市の病院に退職挨拶に行くことになっている。

雨の中を充分時間の余裕を見込んで諏訪に向かった、既に雪は止んで雨に変っていたけれど標高が上がるにつれ道路にシャーベット状の雪が多くなった。

塩嶺峠の入り口で車の動きが止まった、中央道の通行止めにより全ての車両が狭隘な19号線に流れ込んだのである。

一寸刻みに峠を越えるのに普段の4倍である3時間を要した。

帰りは雨が雪に変わり峠の渋滞は更にひどくなった、気温が低下し凍結が始まったからである。

大げさでなく、命からがら峠を下った。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日間賀島

2013年02月17日 | 旅先の風景

マイナス17度の朝

流れる川が凍った朝  バスに乗って愛知県日間賀島へ

島に渡る水上タクシー

日間賀島遠望

タコの塩茹で

イセエビの生き造り

4時間半で厳寒の山国から温暖な日間賀島につく

思ったより風は冷たい 贅沢な海の幸を堪能して帰った 交通安全協会研修慰安旅行

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

可処分時間

2013年02月16日 | 季節の便り

マンサクの花に積もる雪

快晴の空から強い日差しが降り注ぐけれど、気温は一向に上がらない、午後2時の外気温はマイナス2度を指していた。

 午後 生ごみを畑のコンポストに捨てに行った、野菜くずは原則として畑に還元するのが我が家の流儀である。

驚いたことに、日陰地の雪は溶けずに積み重なって、長靴の上から遠慮なく雪が入り込んだ。

寒さに沈んでいる日は、残された限りある可処分時間を、ただ浪費しているように思えて、一層寒さが募ってくる。

可処分所得は使わないことが美徳になる場合もあるけれど、時間はその中身に関係なく一様に流れ消えてしまうものだと実感する。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上雪(カミユキ)

2013年02月15日 | 季節の便り

 

2月の降雪は日を追って徐々に県北部から南部に移動して,上雪に変わる

今月12日に続いて、今日も朝から降り続き、山間部は除雪車が出動した。

今年も2月の半ばを過ぎて、降雪は上雪の様相が濃くなって、しばらく雪に苦しめられることになる。

松本市では当初の除雪費は既に使い果たしてしまったが、国から特別予算が配分されるらしい。

除雪は市民に歓迎され、事業者に雇用が発生する、お金の使い道としては理想である。

9日の夕刻 市街地で暮れの空を埋め尽くすような烏の大群を見た。

烏の肉はコクがあって旨く、外国のどこかでは高級食材として珍重されてきたという新聞記事があり、少しだけ上田市のカラス田楽に触れていた。

最近ジビエ料理が話題に上がるようになって、猟師という職業が見直される時代が来るかもしれない。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手の届く未来

2013年02月14日 | 季節の便り

雪割草

 

昨年12月末の満月を追いながら、あと三回の満月を迎えると春が見えてくると心待ちしていた。

その1回目 1月の満月が終わって新月に移り、昨日ようやく鋭く尖った三日月が西の空に現れた。

今月の末に二度目の満月を迎える。

月齢を追うように、一歩一歩確実に進捗が実感できる未来を、手の届く未来と呼ぶことにした。

雪割草の堅い蕾が割れて、日々成長し、やがて咲く花を待つのも、手の届く未来といえる。

4月から生活環境が大きく変わるので、手が届く未来を追いながら、手堅く纏めたいと思っている。

特別な才能はないのだから、進む距離は使える時間に比例するのだが、確実に手の届く未来の何と多いことか。

選択を間違えたら自爆する。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後期高齢者同級会

2013年02月13日 | 季節の便り

 白いセントポーリア

昨日は中学校の同級会があって、郊外の夜景の美しい高台のホテルに、同級生が三々五々集まってきた。

昭和28年3月、村立入山辺中学校卒業生で、出席31名全員がもれなく後期高齢者である。

一病も三病も併せ持って、開き直った強さが、男女を問わず滲み出ている。

順番で乾杯の挨拶を指名されたので「出席第一を目標に、精進しよう」と杯を上げた。

飲んで 食べて 喋って 歌って、中学校の休み時のような時が流れた。

当然 誰もが抱えているはずの深刻な話題は出ない、それがいいのかもしれない。

宴会が終わって、日帰組は送迎バスに乗った。

宿泊組は二次会場にくりこんで飲み明かしたらしい。

 今朝 天気予報通りに20センチを超える降雪があり、春の気配が少し遠のいた。

 

 

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

火に当たるより、陽にあたれ

2013年02月12日 | 家屋解体

如月の常念

 

如月の日向と日影の温度差は大きい。

西風や北風が通らない陽だまりに陣取って日向ぼっこをした。

意地悪な雲が太陽を遮ると、たちまち冷気がみなぎって、子供達は肩を寄せ合った。

気のいい風が、雲をちょっと押してくれると、眩しさとともに暖かさが戻ってくる。

年長者がポケットから、節分の炒り豆を出して、皆に少しずつ分けてくれた。

「子供は火に当たるより、日に当たれ」と逞しく春を待った。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

だからどうなんだ

2013年02月11日 | 季節の便り

季節は廻って、東雲の空が明けるのが早くなった。

年度変わりの総会があって、終了後 質素な慰労会があった。

私が歳年長だが五十歩百歩である、中に計算に強い人がいて、これから何回元気に食事ができると思う?と聞いてきた。

長野県の男子平均は80歳、都合よく解釈して80歳まで元気だと仮定すると、余すところ4年である。

1日3食で〆て4、380回、今晩のこの一食も既にカウントダウンされていると真顔でいう。

「だからどうなんだ・・・」と茶化したけれど、やっぱり「だからどうなんだ」の域をぬけられない。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝の星座

2013年02月10日 | 季節の便り

雪割り草 日が落ちると花弁を閉じ、朝の光をあびて全開する。

朝日をあびて

早朝5時 凍てつく満天の星空を見上げた。

東北の空に、夏の大三角形を形成する星座が既に現れていて、心穏やかにはいられない。

冬の星座は姿を消して、西の山脈の頂きに近く、双子座の二つ星が辛うじて残っている。

南の空に目を移すと、山峡の狭い空のぎりぎりの位置に、オリオンを駆逐したさそり座の赤星が、強い光を放っている。

天体は一夜で四季が入れ替わる。

寒さで鼻の奥がツンと痛い、もうすぐ夏が来るのだなと漠然と思った。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

如月

2013年02月09日 | 季節の便り

 

コマドリがめくれ上がった沙羅の樹皮くわえて飛び去った。

巣作りを始めたのかもしれない、今朝最低温度が零下12度を指していた、寒いから巣作りを延期しようという考えはないのだろう。

急かされるように古い巣箱を掃除して紅葉の幹に固定した。

小鳥の目線で設置位置を決めた積りである。

気に入ってくれると良いのだが。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする