久しぶりに姿を現した常念岳に、常念坊の雪形がはっきり見えた。
雪が解け始めたので犬を連れて、麓の村の正直で勤勉な酒屋に酒を買いに降りてくる。
坊がぶら下げてくる貧乏徳利は不思議だ、酒樽からいくら注いでも溢れることはない。
一斗樽が空になる頃「よし」といって、徳利一本分のお金を払って帰ってゆく。
酒屋の主人は決して泣き言をいわない、常念坊のお陰で無事に春を迎えられたことを喜んでいるからだ。
見通しを妨げる立木を切ったので、山脈が一望できるようになった。
肌寒い朝が続くので桜が造花のように長く咲いている。これも珍しいことだ
サギソウを新しいミズゴケに植え替えた。
全体に球根の発育が良くない 今年はあまり良い花は望めないかもしれない。