平和記念公園

前回までは広島市全体の紹介でしたが、今回から具体的なスポットを紹介します。まず最初は皆さんがよくご存知の広島平和記念公園です。

この中には1996年にユネスコの世界遺産に登録された有名な原爆ドームを始め、原爆慰霊碑、広島平和記念資料館（原爆資料館）、国際会議場等があります。広島市の中心部に位置しており、買い物とか広島駅への送り迎えとかで、よく近くを通ります。ただ資料館には小学生の頃以来入ってないと思います。正直なところ、こわい印象しか残ってなくて入りにくいんです。でもちょっと恥ずかしいですね。（笑）

この公園の中心となる建物は上の写真の広島ピースセンター(1950年)で、つい先月亡くなられた建築家の丹下健三氏の設計によるものです。日本の建築界をリードした文化勲章受章者で、代々木体育館（1964年）、最近では東京都の新庁舎（1991年）も彼の手によるものらしいです。

その彼の出世作が、当時の広島市がコンペを催し募集した中から選ばれたというこの建物です。コンクリートの打ちっぱなしで味気ないとの批判もあったようですが、私はシンプルで目立たず変な色気がなくて、なんかこの公園に合ってる気がして好きですね。

この公園と建物の設計にあたり、おもしろい意図があったことを最近知りました。それはセンター中央、慰霊碑、ドームを下の写真のように一直線上に配置したことです。（クリックすると拡大します。）こんな意図があったなんて全然知らず、今回実際に現場に行ってみて、推理小説の謎解きをした気分になりました。（笑）

久しぶりにこの公園の中を歩きましたが、海外からの観光客が多いこと、ベンチでのんびりしてる人が多いこと等、高校時代と何ら変わってなくてなんかホットしましたね。