或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

BCP

2012-11-23 21:31:40 | 100 中小企業診断士
先週の土曜日は、毎年恒例で年2回開催される中小企業診断士の理論政策更新研修。なんて今年の7月の記事からコピペしているけど。診断士には資格更新のための要件があって、その中のひとつがこの座学。年2回開催され、5年間で5回以上受講しておかないとアウト。13時から開始された研修に欠席者がいなかったのは、さすがに皆の思いは同じということ。

最初の挨拶で、診断士制度の見直しが検討されているという話があった。もう少し専門性を持たせるとか、そんな内容。かつて工業と商業で分かれていた時代があったらしいけど、再びそういうすみ分けに戻るのかもしれない。確かに今の制度だと、浅く広くオールラウンドに知識を身につけるやり方なので、コンサルで即戦力として飯を食うには難しいだろうなとは思う。

自分にあてはめてみても、クライアントが製造業なら営業だろうが、開発だろうが、どんな業務領域でもどんと来いって感じだけど、小売店とかになると実務経験がないだけに、一般論ならアドバイスできるけど、専門的な話になると自信は持てないというのが正直なところ。だけど、どんな人でも最初からコンサルを職業としている訳ではないので、培った自己の専門性に診断士としてのオールラウンドな経営センスがプラスされれば、それはそれで良いのではという気がする。

この日の講演テーマはBCP(Business Continuity Plan)。ベタに訳せば“事業継続計画”。中小企業の話という意味では、少し無理があったかな。自分的には近年の災害で大きく振り回された経験を持つだけにリアリティがあり面白かった。例を挙げれば昨年の東日本大震災とタイの大洪水。サプライチェーンの破壊が身近でこんなに影響するとは。

その意味では、久しぶりに興味が湧くテーマだったので時間が経つのも速かった。だけどテーマがそれひとつというのは、いくらなんでも間延びしすぎ。皆退屈そうだったから。最低2テーマぐらいは準備して欲しい。とにかく会場に活気が感じられないから。これじゃモチベーションも下がるよなと。でもまあ残り3回受ければ終わりとクールに考えた方がいいのかも。