或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

M:I Ghost Protocol

2012-11-05 05:44:33 | 350 映画
この間の海外出張時に、帰りのフライトで観た映画が「Mission Impossible ghost protocol」(2011年)。デルタ航空はこの数年でサービス設備を全面的に更新したみたいで、エコノミー席であってもディスプレイが個人用に設置されているし、加えて放映される映画の種類も実に多彩で、日本、米国、欧州、韓国、中国各々の国でのヒット作を、およそ100本程度揃えていた。

暇に任せて何本も鑑賞したのだけど、最初がこれ。若い人は知らないだろうなあ、元祖の「スパイ大作戦」を。調べると、1960年代後半から1970年代前半までフジテレビ系列で放映されていた。マッチに火がつくところから始まるテーマ映像と音楽がとても印象的だった。しかし、マッチって最近見ない。墓参りでロウソクに火をつける時も100円ライターしか使わないし。

実は今回は4作目にあたるのだけど、1作目はTUTAYAでレンタルして見た記憶がある。1996年の作品だから、もう16年も前かあ。2作目と3作目も観たいなと思いながらできずじまい。その意味では4作目にたまたま出会えてラッキーだった。シリーズにまた興味が湧いてきたから。内容的には昔の「スパイ大作戦」と比べると、圧倒的にアクションシーンが多いのが特徴。

今回も、ロシア、ドバイ、ムンバイと、イーサン・ハントとそのチームが世界狭しと活動するという定番のストーリー。自分的にはアクションはどうでもよくて、最先端技術を駆使して不可能な場所へ果敢に侵入していく、その緻密なトリックが面白くて。だけど、これだけスマホ等のエレクトロニクス技術が発達した現代になると、昔のような”あっと驚く”ことがなくなったかなあと。

それでぐっときたのがチームメイトでヒロインのジェーン・カーターを演じていたポーラ・パットン。ムンバイの御殿で開かれたパーティーへ乗り込んだ時のエメラルドグリーンのドレスが何とも言えずセクシーで。官能をそそるようなインド音楽が妙にシーンを盛り上げていたりして。頑強でもあり妖艶でもあるという、役どころの要素を兼ね備えていて素晴らしかった。

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