或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

紅葉

2008-11-11 06:13:13 | 890 広島
この日曜日は法事で広島県の山奥へ。自分の叔父、叔母が昨年暮れのほぼ同じ時期に亡くなり、その一周忌のため。自分の父母もここの出身なので身近ではある。近年この世代は相当高齢になっているので、自然と葬儀を含めた法事が多くなっている。社労士の合格発表があった後で、気分も自然とリラックスしていたので、約1時間の山道はドライブ気分だった。

きれいに整備された県道を北に上っていくと、もうこんなに?と思える程紅葉が見頃になっていて。自分の頭の中では紅葉と言えば11月末のイメージ。山間部だと気温が低いからだろうなあとは思ったけど。お寺について本堂に向かうと、境内に数名のカメラマンが。高級1眼レフと、やけに高い三脚、それといかにもという服装から、かなりの写真マニアとすぐに分かった。

皆が狙っていたのが1本の紅葉の木。最初楓かと思ったぐらい大きな葉で、幹の苔をみても相当の樹齢だとは分かった。少し時間があったのでカメラマンの1人に聞いてみると、仲間うちでは相当有名で、この紅葉を撮るためにわざわざ来ているとのこと。そのコメントを聞いて急にテンションが上がり、ミーハーになりきって持っていたデジカメであちこち撮りまくったけど。すると境内の一番奥には黄色の葉の別の紅葉の大木が1本。これもなかなかの風格。赤とこの黄のコントラストが素晴らしかった。

寺の住職に話すと、よくぞ聞いてくれたと言わんばかりの笑みで1枚の写真を持ってきてくれて。これが昨年撮影した紅葉を額に入れたもの。カメラマンが後で送ってくれたとか。今年は気温が下がるのが早くて紅葉は10月末がピークで1週間前ぐらいが見頃だったという話。でも散紅葉もなかなかオツなものだなあと。それにしても紅葉の時期がこんなに違うとはねえ...。

灯台元暮らしとはよく言ったもので、ちょくちょく来ているので親近感はあったけど、ここが有名だったとは。でも人より先に一足早く紅葉狩りを楽しめて、ちょっと得した気分だったなあ。