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或る「享楽的日記」伝

ごく普通の中年サラリーマンが、起業に向けた資格受験や、音楽、絵画などの趣味の日々を淡々と綴ります。

金麦

2011-04-04 05:44:47 | 650 酒
この冬に飲んでいたのがサントリーの金麦。愛飲しているアサヒのスタイルフリーのラベルがどうも春夏向きっぽくて、冬らしいのはないかなと探してみた。いつも利用しているディスカウント店の売場には、たくさんの銘柄が。普段からあまり興味を持っていないので、改めて眺めると初めて見る名前がけっこう多かったりして。その中で眼に止まったのが今回の金麦。

最近のサントリーのテイストは気に入っている。例えば”ザ・プレミアム・モルツ”とか”モルツ”とか。あのクセのある華やかな香りはバドワイザーに通じるものがあって。ただしシングルモルトと違って食事と一緒にテキトーに飲むものに金をかけるのはもったいないなと。だからこの数年ビールを買ったことがない。メインは発泡酒。スタイルフリーを飲み始めてからは特に。

それで金麦だけど、クセがなくて飲みやすい。そうなると気になり始めたのが壇れいが出演しているTVのCM。少々テンションが無意味に高すぎじゃないのとダメ出しはしているものの、さすがにこれだけの美人だと許せてしまう。調べると、彼女は宝塚出身だとか。なるほどね、まさにそんな感じと納得。経験がないけど、こういう人って実物を生で見るとスゴイんだろうなと。

話を元に戻すと、この金麦が発泡酒じゃないことに気づいて。いわゆる”ビール風飲料”。ビールの下が発泡酒で、その下に第3のビールがあることまでは知っていたけど、この金麦は正式には”リキュール(発泡性)”と名づけられた第4のビール。なあんだ、知らないあいだに落ちるところまで落ちていたんだ。飲んでいて全然気づかなかったなあ。まあ別に気にしていないけど。

しかしウィスキー系だとブレンドじゃだめでシングルモルトだけ、しかも銘柄に神経質すぎるくらいこだわるのに、ビール系だと麦芽100%であろうと第4のビールであろうと何でもOK。これってどうなんだろうかと。あまりのちゃらんぽらんさで自分の価値基準にやや疑問を感じたりして。まあシングルモルトと違って毎日飲むものだし、経済感覚が自然とそうさせているのかも。

一滴入魂

2010-09-13 05:48:00 | 650 酒
幾分朝夕は涼しくなった気はするけど、まだまだ暑さが続く中で、帰宅すれば即ビールというのがパターン化されている。噴き出てくる汗をぬぐって着替えた後の喉越しがたまらない。ただし350ml缶を1本だけで、後は冷酒。料理によってウィスキーやワインにすることもあるけど、基本は冷酒。ガラスの徳利へ1合注いで冷蔵庫に入れて寝るというのが習慣になってしまった。

ここ数年愛飲しているのが、地元広島県の酒蔵である賀茂鶴酒造が販売している純米吟醸酒の「一滴入魂」。いろいろと飲み比べてみたけど、結局この酒に帰ってきている。理由は、とにかく癖がなくて上品。まさに”淡麗辛口”とはこの酒のことを言っているんじゃないかと思うくらい。釣ってきた魚の味を堪能したいという時に、料理の邪魔をしないという点ではピカイチ。

価格も純米吟醸なのでリーズナブル。1升瓶で2千円ちょっとなので、大吟醸と比べるとかなりお得。まあ精米歩合が60%なのでそんなものかもしれないけど、それでこの風味が出せるところが技術なのかなと。味とは関係ない話だけど、ラベルがこの酒の特徴をそのまま表していて実にシンプル。書体もいいですね。酒屋で他の銘柄と比べても、その渋さが目立っている。

そうそう、日本酒と言えば少し前に出張した時に初めて飲んだ新潟の酒もすこぶる美味かった。「八海山」、「吉乃川」を含めて5、6銘柄を次々にはしごしたのだけど、どれも甘すぎず辛すぎず、個性を主張しながらも上品で後味はスッキリ。思ったのは、広島と新潟の酒ってよく似ているなと。調べると、広島も新潟も仕込み水はほとんど軟水。なるほどね、だからなのかと。

それで上の写真はデパートで開催されていた夏の最終バーゲンで見つけて購入した小鉢。冷酒を飲む時に酒の肴を盛るため。種類の違う小鉢を何個か並べて、ちょっとずつつまみながら、ちびちび、しみじみと冷酒をいただく。まさに癒しの時間。最近徐々に食も細ってきたし、こういう”ままごと”的な酒の飲み方にハマるってことは、完全に”ジジイ化”してきたなと。


あまんじゃく

2009-03-26 06:23:45 | 650 酒
通勤の行きと帰りに桜並木が横目に入るのだけど、日増しに暖かくなる中でポツポツと咲き始めている。冬の必需品だったコートもいらなくなったし、いよいよ春到来という感じ。暖かくなると変わるのが酒の種類。あれほど飲んでいた日本酒の熱燗や焼酎のお湯割りがめっきり減り、このところ増えているのが焼酎のロック。食前、食後を問わず気軽に1、2杯という感じで。

家にある焼酎には2系統あって、ひとつは前に紹介した「百年の孤独」に代表される長期貯蔵の濃厚系。もうひとつは普段使いというか、短期貯蔵のあっさり系。後者の代表が地元の中国醸造で造っている「あまんじゃく」。とにかくクセや嫌味がなくて飲みやすい。だから料理の味の邪魔をしないのもいい。これを飲む度に思い出すのが名前の由来となった伝説。

紙パック仕様の側面に書いてあるのを要約すると、”昔海辺のある村に父母と息子が住んでいた。父母の唯一の悩みは、息子が何かにつけて親の言うことの反対ばかりすること。あるとき死期が近いことを知った父親が、自分の墓を家の裏山に建ててもらいたいと思ったが、息子の性格を踏まえて一計を案じ、あえて沖の小島に墓を立てたいと息子に頼んで息を引き取った。ところが息子はそれまでの親不孝を悔やみ、父親の最後の願いを叶えようと言われた通り小島のてっぺんに墓を立てた。

それ以来人々はこの島のことを”天の邪鬼の島”、広島弁で”あまんじゃく”と呼ぶようになった。”というお話。中で出てくる小島というのが、広島湾に浮かぶ写真の津久根島。実はこのあいだカレイ釣りに行ったときにカキ筏の上から撮ったもの。小さくてとてもカワイイ。島のてっぺんには今でもホントに墓があるらしい。なんかねえ、ホロリとさせる話だといつも感心するけど。

”あまんじゃく”言えば、周りにもそういう人間がけっこういる。自分のカミさんがその典型だけど、どうも血液型と関係している気がして。B型に多いのではと思って調べると、やはりそれが通説になっているみたい。A型の夫とB型の妻の組み合わせで浮き彫りになるような。このあいだTV番組の”食わず嫌い”でもその話題が出たので、やはりそうなのかなと。


西條鶴

2008-07-10 06:33:09 | 650 酒
娘が会社勤めをするようになってから、父の日には何かしらプレゼントをくれるようになっています。今年は日本酒、しかも純米大吟醸原酒。蔵元は広島県の西條鶴(さいじょうつる)。デパートの店員さんのオススメということだけど、これが美味しくて。もともと720ml品で量が少ないし、あっという間になくなってしまった。少し残しておけば良かったかな。

話は飛ぶけど、最近の若者はビールをあまり飲まないらしいですね、特に女性は。ワインやカクテルが主流で、飲んでもチューハイとか焼酎系。娘もその口で、ビールは苦手。それでどこで飲んだのか吟醸酒がフルーティで美味しいことを知ったみたいで、今回は自分でも興味があって買ったらしい。封を開けた時に一緒に少し飲んだけど、けっこう気に入ったみたいだった。

お酒に詳しくない方にちょっと説明しておくと、普通の日本酒というのは米、麹(こうじ)、醸造アルコールからできていて、原料であるコメを精米して造るのだけど、この時の削り具合を精米歩合と言って、普通の日本酒だとだいたい70%ぐらい。つまりの残り30%を捨ててしまう。これが吟醸、大吟醸となるにつれて捨てる量が増え、精製歩合も50%とか30%に減ってくる。

さらに純米というのは醸造アルコールを使わず、原酒というのは出荷時に加水していないということ。つまり純米大吟醸原酒というのは極めて純度の高い日本酒。だから値段も高い。ところが冷やしてストレートが常だし、口当たりが良いからすいすい飲めてしまう。シングルモルトウィスキーより減っていくのが格段に速くて、その意味でもとりわけ贅沢な酒と言えるでしょうね。

という訳で普段はあまり飲めないなあ、高級すぎて。まあその意味では自分で買うより、こうやって年に1度人からもらって飲むというのが一番合っているのかも。できれば来年も大吟醸にしてくれないかなと思っている今日この頃だけど、どうなるやら。

西條鶴 天保井水 純米大吟醸原酒

百年の孤独

2008-06-05 06:13:43 | 650 酒
最近購入した焼酎がらみの話。それは別の記事にするとして、飲みながら思い出したのが宮崎県にある黒木本店が造っている麦焼酎の「百年の孤独」。これは有名、全国的に。自分が知ったのはかれこれ10年以上も前。”幻の・・・”という枕詞がつくぐらい入手困難だった。なにせ定価が2千円もしないのに1万円前後で販売されていて。今もけっこう高価みたいだけど。

実はこのあいだの長崎旅行で友人の一人が持ってきたのがこの焼酎。居酒屋を貸し切っただけじゃなく酒まで持ち込むのかよと、親切にしてくれた店の親父さんに申し訳なく思ったけど、久しぶりに飲んだら相変わらず美味かった。樽出しの琥珀色の原酒でアルコール40度の濃厚なテイストは、焼酎と言うよりシングルモルト・ウィスキーのカスクストレングスと言った方が分かり易い。

自分も1本ストックを持っています、当分飲むつもりはないけど。面白いのがラベルの端に描いてある言葉。”When you hear music ,after it's over, it's gone in the air. You can never capture it again."。そう、これってかの有名なアルトサックスの鬼才エリック・ドルフィーの遺作である「Last Date」(1964年)の最後に入っている彼の肉声によるコメントから引用したもの。

”一期一会”じゃないけど、ジャズの即興性をうまく表現したこの言葉がまさか焼酎のラベルに書いてあるとは。これがきっかけで久しぶりにレコードを聴いてみたけど、名曲”You don't now what love is"におけるフルートはドキっとするぐらい新鮮だった。彼の音楽は、音色がグロテスクでフレーズもやや前衛的で苦手だけど、その個性とエモーションの高さは素晴らしい。

ついでに図書館で借りてみたいのがガルシア=マルケス同名小説。彼はノーベル文学賞を受賞している大作家。ある家系の壮大な栄華衰勢を描いているらしく興味津々なんだけど、試験勉強中だし、なにやら難解そうなので時間がかかりそう。

麦焼酎/百年の孤独

CD/Last DateLast Date    単行本/百年の孤独単行本 百年の孤独

にごり酒

2008-04-11 06:28:01 | 650 酒
いつ頃からかよく憶えていないけど、暖かくなると飲み始めるのが白濁酒。いわゆる”にごり酒”って奴。ざっくり言えば、アルコール度の高い甘酒かな。ガラスの徳利に入れて冷蔵庫で冷やしておいて、週末とか休日にTVでも見ながらちびちびやる時によく合う。日本酒と同様に”和”の雰囲気だから音楽を聴きながらというのはあまりやらないけど。これはイメージの問題か。

というのも”にごり酒”で思い浮かべるのは時代劇。特に印象に残っているのが萩原健一が主人公を演じた「八つ墓村」(1977年)。戦に敗れた落武者が辿り着いた山間の村で生活を始める。ところが村の人間にとっては迷惑そのもの。そこで毒入りの酒を飲ませて殺してしまうという、おそらく皆さんよくご存知のストーリー。この時に振舞われたのがおそらく”どぶろく”。

”どぶろく”と”にごり酒”は何処が違うのかという質問には正確に答えられないけど、酒を造る過程の中で醪(もろみ)ができて、この醪そのままが"どぶろく"、醪を搾り濾過したのが”にごり酒”。さらに濾過して白色の部分である滓(おり)を完全に取り除いたのが清酒らしい。その意味では”どぶろく”は日本酒界におけるシングルモルトのカスクストレングスってところか。

実は最近コンサルの教育セミナー用として作成した資料の中で出てきたのが"どぶろく”。つながりは小泉構造改革。平成13年から18年にかけての在任5年間にいろんな施策を打ち出したけど、大きな柱が規制緩和。その中の目玉がいわゆる”構造改革特区”。簡単に言えば法律を緩和してビジネスチャンスを拡大するというもの。”どぶろく特区”もそのひとつ。これは制約がある酒の製造を一定の条件下で許可しようというもの。調べると、これがきっかけで生まれた商品が結構出回っている。

でもまだ飲んだことはありません。700ml瓶で2千円ぐらいするからけっこう高価。でも”にごり酒”だと甘くて口アタリが良いからついつい飲みすぎるけど、”どぶろく”ならそれがなくなるかも。記事にしたからには、まずは試しに飲んでみなくては。

大山 にごり酒   どぶろく特区 ほろよい小町

賀茂鶴

2008-02-25 06:40:30 | 650 酒
年を取るにつれて冬場に増えてくるのが鍋料理。湯豆腐、しゃぶしゃぶ、水炊き等々。これらのお伴と言えば、やはり日本酒。寒ければ寒いほどその旨さが身体に浸み入る感じ。とは言え最近は酒量が落ちているからせいぜい銚子2本ぐらいだけど。このところその銚子や猪口もいろいろと買い集めていて。上の写真は京都の嵐山で買ったお気に入り。値が張ったなあ。

今年よく飲んでいるのは地元広島の酒で賀茂鶴。若い頃は辛口の定番である灘の剣菱にハマっていたけど、このところ県内の銘柄を渡り歩いている。中でも酔心、千福を加えた3銘柄。それぞれに個性はあるけど、共通しているのは口当たりがソフトで、味は幾分辛め。飲んだ後にほのかに甘い残り香が漂う。全体としては後味がすっきりしていて女性的な上品な味わい。

調べると酒の味は使う水でかなり決まるのだとか。まあ成分の80%が水だから水質が影響しているのは理解できる。それで神戸の灘がミネラル分の多い硬水に対し、京都の伏見や広島は軟水。別名”男酒”と”女酒”と呼ばれている。なるほどね、でもウィスキーは男性的なアイラ島のシングルモルトが好きなのだけど、日本酒は”女酒”。両刀使い?だけど、まあいいか。

それでこだわっているのが熱燗の温度。もっぱら電子レンジで55度に設定してチーンしていたけど、レンジの能力の問題なのか銚子の形状や土の成分によってずいぶん出来上がりの温度に差がでる。ひどい時なんか沸騰してしまっているから。それでついに銚子の種類によって700Wで個別の時間を設定するようになっている今日この頃。たかが燗、されど燗って感じ。

賀茂鶴     酔心     千福

キリンビール

2007-11-21 06:48:33 | 650 酒
つい先日、親戚の伯父が亡くなりました。80歳を超えての大往生だから、本人もそれなりに納得できる人生だったとは思うけど。自分の伯父叔母の中では間違いなく一番身近だった。幼い頃からずっと可愛がってもらったから。かなり長い間入退院を繰り返していて。お見舞いにも何度か行ったけど、最後の方はかなりボケていて相手をよく認識できないみたいだった。

従姉妹から両親に電話がかかってきたのが亡くなる前日の朝。医者からかなり危ないと言われたとのこと。空気を察して午後から両親と自分の家族で病院にお見舞いに行ったけど、もう完全に寝たきりで危ない状態。それでも母が話しかける度に足が動いたような気がして。二人の顔を横から見ていると顔がよく似ていた。今から思うと死ぬ間際に会えて良かった。

伯父と言えば記憶にあるのが、特に小学校時代。夏休みや冬休みに遊びに行くと、たくさん小遣いをくれたっけ。まあ羽振りも良かったみたいだし。それと自分に男の子供がいなかったこともあって、将棋とかまめに相手をしてくれた。叔父は親父と違って酒好きだし根っからの陽気者で、良い意味で不真面目。からかわれて泣かされたし、悪いこともいろいろ教えてくれた。

よく憶えているのは、生まれて初めてビールを飲まされたこと。当時の定番で麒麟のロゴマークが入ったキリンビール。あの味は忘れない。苦かったけど意外に美味しかった。成人して堂々と飲むようになって、おやっと思ったのが思い出の味と違ったこと。まあ小学生の頃の淡い記憶であいまいだし、大人になるにつれて味覚が変化しているからそんなものかと思っていた。

それで数年前に発売されて喜んだのが、昭和40年代の味を再現したというクラシックラガーの登場。飲んでみたけど、どうも違う。もやもやしている中で登場したのが昨年期間限定で発売された明治、大正時代の復刻版。今度はどうだろうと買って試してみたら、わずかだけど思い出の味の面影があった。それが懐かしくて嬉しくて、伯父の顔が目の前に浮かんできたなあ。

ラガークラシック   ラガー100年飲み比べ

HIGHLAND PARK

2007-11-14 06:20:27 | 650 酒
今日は東京遠征の最終回で、久しぶりにシングルモルト・ウィスキーの話。東京から帰る時のお決まりのコースが、前に記事で紹介した八重洲地下にあるリカーショップ訪問。ここは種類が豊富に揃えてあって、しかも安く試飲できるのが特徴。いろいろ探しているうちに見つけたのが、ハイランド・パーク(HIGHLAND PARK)の新ボトル。昔は黒いラベルにボトルがオーソドックスな円錐形で地味な印象だったけど、今回はラベルが派手になりボトルも円ではなく楕円になっている。

そう言えばハイランドパークは最近飲んでいないなあと、値段が手頃だったせいもあって1本購入。早速帰りの新幹線の中で一杯やったのが上の写真。定番のボール型アイス入りカップがちょうど片道4時間ぴったり持つのが嬉しい。それにしても想像していたより美味かった。昔バーで飲んだ時は悪酔いしていたせいもあってか良い印象はなかったけど見直したなあ。

ウィスキーと一緒に衝動買いしたのがバッカスの金属製ハンディボトル。実は前から欲しかった。オシャレだから、よくいるアル中オヤジには見られないと思って。容量もいろんな種類があったけど、酒量を増やしてはいけないと一番小さな100ml品を購入。小ぶりだけど、手に持つとずっしり重量感があってホンモノの雰囲気。旅行等、いろんなシチュエーションで活躍してくれそう。

実はもう1回使ってみました、釣りのお伴に。釣船の上はけっこう寒いから、これからの季節はホットウィスキーがピッタリ。遠くに瀬戸内海の島々を眺めながらシングルモルトを飲む、これはささやかだけど自分にとってはたまらない至福の時。

それで久しぶりに気に入ったシングルモルトに出会えたので、家に帰って早速ネットで追加注文。ちょうど2本セットでショットグラスとマットのおまけ付き販売があったのでタイミングも良かった。ようやくウィスキーと日本酒の季節が来たって感じだなあ。

HIGHLAND PARK 2本セット バッカス ウィスキーボトル

リカーズハセガワ

2007-05-23 06:31:06 | 650 酒
今日はGW特集の第6回で最終回。東京3日目の夕方、広島行きの新幹線に乗る前に立ち寄ったのが八重洲の地下街にあるリカーズハセガワ。ここはシングルモルト・ウィスキーの品揃えが豊富で、利用し始めてから、もうかれこれ20年近い。地下街の大改装をやった時にローズロードへ場所を移動。ワイン中心の北口店もオープンしたらしい。

東京からの帰りに、ちょっと時間があれば立ち寄れるのが利点だけど、それ以上の”ウリ”が試飲できること。バーで注文すると1杯1000円から2000円ぐらい取られる品物が、ここではなんと100円から200円。さすがに1回2銘柄までだけど。今回は東京へ着いた日と帰る日の2回立ち寄って、計4銘柄を試飲。こんな酒屋は日本全国探してもなかなかないでしょうね。

試飲していて気づいたのがジャズがBGMとして流れていたこと。控えめな音量で。東京ミッドタウンと大違い。しかもオーソドックスなブルーノートが中心。狭い店内が、ちょっとしたハードボイルドな立飲みジャズバーの雰囲気。でも客が数人たむろしてチューリップ型のテイスティンググラスを手に昼間から酒を飲んでいる、その光景は通行人から見るとアヤシイだろうなあ。

その時に購入したのが、グレンモーレンジのシェリーウッドフィニッシュド12年とバルヴェニーのダブルウッド12年の2本。独特のクセのあるアイラモルトは別格として、メインストリームであるスペイサイドモルトの中ではお気に入りのブランド。どちらもラムレーズンやバニラエッセンスを感じさせる甘く芳醇なテイストが特徴。結局これらとグレンリベットをよく飲んでいますね。

さっそく帰りの新幹線の中でボトルを開けて、大丸で買ったこれまた定番のボールタイプ大型アイス入りカップに注いで飲んだけど、期待通りの味だった。たまたま隣に座った若い女の子からは変な目で見られたけど。まあでも、これも慣れっこだから。

グレンモーレンジ  バルヴェニー