とにかく、このところ競馬が面白くない。全くやる気が盛り上がってこない。その原因は、確かに的中しない事もあるのかもしれません。でも、当たらないのは今に限った事ではないし・・・。考えてみたら、条件戦のメンバーが酷くなって面白くないのが原因だと思えるのです。
去年の夏から、それまでの賞金による条件戦の制度が一部変更になって、そのクラスの競争を勝ってしまうと2度とそのクラスには降級出来なくなってしまったのです。だからかどうか、勝ちあがりたくない馬たちの凡走や、残りかすのような馬たちばかりの下級条件戦ばかりになってしまったのです。
前走において、下位人気や大差で敗れた馬ばかりの番組。そんな馬券をどう買えというのでしょうか。ロト6みたいな競馬は御免蒙りたいものだ。
確かに、例年でもクラス替え直前の4~6月ぐらいの1000万や1600万条件戦ではそういったこともありましたが、それは一時的なもの。今回は、去年の11月ぐらいからずっとこんな状態が続いているのだ。
私は確かにGⅠや重賞にも興味がありますが、それだけではなくて少額のお金を掛けて緊張感を持って面白いレースを見る事が好きなのです。ただ、金を掛けてギャンブルをするだけならば、競馬新聞を必死で読むこともしませんし、人に予想を講釈たれることもないでしょう。そこには、500万であろうと1000万であろうと大きな差はありません。
もう、いい加減にして欲しい。確かにこの制度によって欧米風の競馬に近づいているのでしょう。でも、世界に冠たる日本の競馬ファンはそんなものを望んでいるのではないはずではないだろうか。
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もう一つ、競馬を白けさせているものは、海外遠征のような気も・・・。今週末にはドバイWCがあるが、そこにメイショウサムソンやウオッカといったスターが参戦する。当然、春のGⅠ戦線には6月まで復帰できまい。日本のプロ野球の衰退の理由に似たものがそこにあるような気もするのだが・・・。(サムソンは軽い脚部不安という事で回避。産経大阪杯から復帰。)
どの馬でもいいから、ドバイWCと凱旋門賞を勝ってくれ。そして、こんなファンにとって淋しい海外遠征は止めてくれ。