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昭和の爆笑王

2008-03-12 | 日記・エッセイ・コラム

 小朝・泰葉の離婚や、林家正蔵&林家三平襲名で先代「林家三平」の名を聞く事が増えました。しかし、彼が「昭和の爆笑王」と呼ばれた事については、ピンと来ない方が多いのではないでしょうか。当時の彼のTV出演映像を観て、「どこが爆笑王?」と思った若い人も多かったでしょう。

 確かに、最晩年の彼は全盛時の輝きは薄れてはいた。しかし、間違いなく彼は面白かったし、昭和の爆笑王の1人と言っても過言ではない。私が子供の頃は、林家三平の全盛期がそろそろ終わりに近づいていた時期だったのですが、それこそヒーヒー笑い過ぎて腹が痛いぐらいだった記憶が今も残っています。「どこが」と問われても細かくは思い出せないのですが、林家三平が出ている演芸番組は楽しみだった事は間違いなかった。

 では、何故そういう認識のギャップが生まれてしまうのだろうか。それは一つに、本当に面白かったネタが同時代的過ぎて保存されていない事。 それと、やはり時代ということではないでしょうか。例えば、30年前の渡辺絵美やジャネット・リンによるフィギュアスケートの映像を観た時に感じる違和感や、30年前の体操競技の映像を見て感じた感想と多分同じだと思います。今と比べるのがナンセンスなのです。

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 彼と同時代のお笑いとしては、クレージーキャッツ・ザドリフターズ・コント55号が有名だったのですが、いずれもTVがその活動の中心であった。そんな中で、林家三平さんはそれまでの演芸の中心であった寄席芸人の匂いを残しつつもTVでブレイクした存在でした。今思えば、寄席からTVへの移行期を体現する存在こそが林家三平だったのでしょう。

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