1972年の札幌五輪ジャンプ競技70m級で、金メダルを獲得した笠谷さんが亡くなられたというニュースが入った。80歳とのこと。ご冥福をお祈りいたします。
当時の私はまだ小学生で、笠谷さんを筆頭に金銀銅独占という快挙に誇らしい思いで一杯になったものだ。だから、ジャンプと言えば日本のお家芸というのがあったのですが、いつの間にか日本は低迷期を迎えることになる。
だが笠谷さんを含む協会をはじめとした一丸となった強化が行われた結果、また日本ジャンプ陣が復活して長野五輪での大きな感動に繋がっていった。今の皆さんのジャンプでの感動と言えば、長野五輪が筆頭となるのだろうが、先人の栄光があってのものというのも確かだろう。
またこの先のいつの日か、新たにジャンプでの栄光の日が見られることを笠谷さんも天で願っているに違いない。