2日、世耕経産相は韓国をホワイト国から除外する政令を7日に公布、28日に施行すると発表した。韓国内での大きな反発やアメリカ高官の懸念表明もあったが、肝心の韓国政府はただ反対するだけで一切の是正措置をとることもなく国際会議等で日本批判を続けるだけでは、日本にも優遇措置のある「ホワイト国」から韓国を除外するしか道はなかった。
日本から輸入したフッ化水素ら3品目だけではなく、兵器製造に転用可能な工作機械が他国へ横流ししている疑惑があり、その疑惑に対して韓国からの十分な回答が得られなかったので、日本からのこれら高度な軍事転用可能なものについての管理を強めるというのが日本からの言い分。
韓国が信用できないという思いの一部には、当然だが徴用工問題や慰安婦合意の破棄に自衛隊機ロックオン等が含まれるのは当然だろう。韓国を全く信用できないのだから。というか、韓国のやってきた事や彼らの国民感情や教育を考えた時に、個人的には今までアジアで唯一優遇措置を与え続けてきた事自体がおかしかったのではないかとすら思う。
アジアでは唯一こういう優遇措置を与えていたわけで、それがなくなって他国と同じ貿易管理体制になっただけで輸出禁止ではないのに狂ったような反発を続ける韓国。直近になってアメリカが「仲裁案」なんて話も出てきていましたが、本気で仲裁するつもりならばこんなギリギリになってようやく言い出すなんて事はしないだろう。とっくに打ち合わせ済みに違いない。
戦争かの様な談話を出した韓国大統領。日本としては粛々と進めていけばいい。半導体製造3品目の輸出規制の時にも書いたのですが、このホワイト国除外もある意味日本の政党やマスコミへの踏み絵の様な状況が見えてくるだろう。あるメディアでは今後、韓国からの観光客激減で苦しいと嘆く姿を大量に流してくるだろう。あれだけ「アメリカのポチ」だと安倍政権を批判してきたメディアが、アメリカの仲介案を蹴ったのを批判するという滑稽な姿も見られるだろう。
「落としどころ」の話ばかりが日本のマスコミで扱われるのでしょうが、落としどころなどというものは最初からあるものではなく、どちらもある程度の犠牲を払いつつそろそろ止めようかという空気になって初めて出てくるものだと思う。今はまだ議論する時期ですらないのでは。