今村雅弘復興相は25日夕、東京都内のホテルで開かれた自民党二階派のパーティーで講演し、東日本大震災について「(発生場所が)東北で良かった」と発言した。 直後の記者団の取材に対し、発言を取り消す意向を示した。しかし、相次ぐ失言を重く見た安倍晋三首相による事実上の更迭によって辞任することとなった。
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先週も政務官が愛人問題で辞任したばかりで、その時も政権が緩んでいるとして散々叩かれている最中なのにこのような発言が出て来ることは、実際緩んでいるのかもしれません。愛人問題は政治とは全く関係ない話だからある意味どうでもいいが、今回は自分の仕事そのものの話だからです。
彼は、つい先日も記者の執拗な質問にカッとなって失言して叩かれたばかり。しかし、今回はそういうレベルではない。復興大臣がこのような発言をするのは、考えられないしありえない事だろう。
何故、彼がこのような発言をしたのかといえば、恐らく震災から丸6年が過ぎて彼自身の中ではその当時の実感が薄れてきたのか、東日本大震災を数字だけで感じてしまっているからだと思う。こういう人間は、人と人との交渉事みたいな復興相には一番向かない人間。あえて言うなら、法務相や財務相向きなのだろうがそこまでの人物ではないのだろう。当夜の内に更迭を決めたのは当然だと思うが、人の内面までは分からないとはいうものの大臣任命する時にはスキャンダルの調査だけでなく調べてからにして欲しいとは思いますね。
北朝鮮で一触即発の危機だというのにこんな下らない事で騒動になっているのは、平和ボケだの弛んでるだの言われて当然だろうな。