石原東京都知事が、昨日都知事を辞職し新党を立ち上げて来る総選挙を戦うと表明した。正直、10年遅かったという印象だ。しかし、10年前には彼は自民党を追われる様に去って都知事選に立候補した頃。結局、国政には縁が無かったという事なのかもしれません。
都知事選の時にも書いたのですが、彼の記者会見の声一つにしても一時よりは力強いものの、やはりその高齢は感じてしまいます。石原さんにしても最後のご奉公という覚悟は見て取れます。
彼が何故この高齢で国政進出を決意したのかといえば、やはり民主党政府を含むここ数年の日本の政治の体たらくにあきれ果てたからだと思う。
そんな石原さんを右翼だという人もいますが、頼もしく思う人も少なくない。
それは、マスコミの報道に揺るがない信念を持った人だと思うからではないでしょうか。それが正しいとか、自分の思っていることと同じであるとかは抜きにして、あまりにも最近の政治家はマスコミの方向性に敏感になりすぎて右往左往しているようにしか見えませんから。記者会見で好き勝手言って、マスコミが叩こうが平気という姿に爽快感を持つのはある意味自然とも思えます。
今更、石原氏が国政で大きな役目を負うとは思えませんが、彼とは違う方向性であっても信念を持ってマスコミにぶれない政治家の出現を願っています。