高く積み小さき祖母にさくら餅
今朝仏壇にお参りする。祖母「さわ」さんの月命日は確か今日の9日ではないかと、御位牌に目を通すとやはりそうだった。早速祖母の好きだった「さくら餅」を近所の和菓子屋さんから買って来てお供えし、家内と二人で改めて手を合わせた。祖母は明治21年生まれですから今年で生誕124年になる。思い出せば背の低い(140cm少し位)の祖母でしたが、相手の祖父は背が高く5尺以上175以上はあったと思う。逆蚤の夫婦であった。あまりにも小さい祖母だったので、10個のさくら餅を一個一個高く積んでお供えした。祖母は明るく話の好きな、世話好きの人だったらしく、何時もそこらへ、お茶ばか飲みに歩き、甲斐甲斐しく働いていている姿を見た覚えがない。みんな私の母に押しつけていた。そのぶん母の大変さを見ている私は、この「さわ」という名の祖母に余り良い印象を持つていなかった。まあ、皆この世にいない人たち、この人たちがあってこそ、今の私はこの世に生かせていただいているのだから、つまらない詮索をしないことにしょう。