かれこれ半年以上俳句教室に出席しなく先生から戴いた兼題を投句のみとしていました。毎月第一月曜日と第三月曜日の俳句教室の翌日、教室を運営する長野県カルチャーセンターからその日の成積送が送られてきます。真剣に見たり考えたりしながら、良い句を詠みたいと努力はしている積りですが、このところの成積は、止めたくなるほどに、話にならない成積が続いていた。先日の一月十九日の教室に戴いた兼題は「寒一切」でした。
(1) 寡黙なる父に似てをる寒蜆 特選句
(2) 一畳の日向に集ふ寒雀 特選句
(先生の句評は、見たままの句で良く観賞している)
(3) 寒鰤を競る朝市の能登訛り 普通選
(当たり前の句で「訛り」は差別言葉である)
毎回120句位の掲出句から「特選句」は五句選んでいただいていますが、うち二句特選句に選ばれたことは、俳句教室に通って初めての経験でした。ブログにすることは自慢するように思われますが、うれしさ余ってブログとしてしまいました。ちなみに後の「特選句」三句を紹介します。
※ 寒鴉風を踏むごと地へ下りぬ 典子さん
※ 寒北斗呼ばれる如し吾走る 公一さん
※ 寒禽のほしいままなる遊園地 すみ子さん
これからの励みになりますね。
俳句に使われる語(特に季語)は、勉強していないと、わかりませんね。
寒蜆はカンシジミと読んでいいのですね。
「訛り」は差別語とは驚きました。
短歌の小池光先生は、「なるべくひらがなで・・」と言われましたが、俳句は漢字表記が結構多いのですね。