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遅咲きの君子蘭

2013-05-10 16:54:57 | Weblog

                  遅咲きの朱の潔き君子蘭

 腰痛持ちの私は週に一回の割でそばの整骨院に通っている。ここの老先生は鉢植え花の名人である。季節季節に咲く花を玄関に飾っては通院客を癒してくださる。記憶では君子蘭は四月の終り頃飾って下さったと記憶していたので、先生に君子蘭の返り咲きですかと聞くと、先生は、この鉢の君子蘭は少し寒いところに置いたので、今迄の寒さで遅くなってやっと咲いたとのこと、そんなため今年は君子蘭を二度楽しむことが出来たんだと笑っていなさった。何時もの年だと五日位の違さで咲くのだが、今年は一ヶ月近く遅れたとのことだった。立夏となり夏の季語を詠う季節ですが、君子蘭は春の季語「初夏に咲く朱の潔き君子蘭」と詠みたいのですが一句に季語が二語は御法度である。だが「目に青葉山ホトトギス初鰹」  (山口素堂)  の句は一句に「青葉」「ホトトギス」「初鰹」と三ツも季語がある有名な句がある。作者は300年ほど前の人、享保年間(1716年没)の山口素堂とうい人の作だそうです。江戸時代「松尾芭蕉」より七十数年後の俳人ですが、この頃は季語が数種あっても許されたのかもしれない。

 

   

   君子蘭玄関に坐し客迎ふ

 


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2 コメント

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「玄関に坐し…」 (kei)
2013-05-11 23:50:00
来客も目を見張ることでしょうね。
明るい顔つきでお客様をお出迎えの様子が感じられます。
実家の父も君子蘭を大事にしていました。
それを弟が受け継いで、冬場には日当たりが良い廊下をずらりと占領していたのを思い出しました。
鮮やかにきれいですね~。
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遅咲きの君子蘭 (マーヤン)
2013-05-14 16:44:52
また、うっかりしていましてコメント遅れました。見事な色に咲いた君子蘭、葉の艶も深みがありました。普段何事にも愛情を注ぐ老先生の奥深さを何時も見習うつもりの私は、先生とお付き合いして五十年になります。老先生の息子さんは教員になられたので、嫁いだ長女の子供、つまりお孫さんが東京で終業され、つい最近お爺ちゃんの整骨院を手伝っています。八十三歳の老先生、孫の為に、もうひと踏ん張りしなくてはと張り切っています。
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