恋猫にまだ北風荒き北信濃
恋猫の奇声発して恋奪い
恋猫や勝ち誇るかに闊歩する
ここ10日はど前から近所の雄猫が発情し、恋に身をこがすようにうるさいほどに、まだ寒い春の夜となく昼となく、ときには毛を逆立て、奇声を発して、恋の狂態を演じてる。このぶちがある黒い雄猫は確か10歳以上の年だと思うが、今も元気で発情するなんて、何処か羨ましさを感ずる。今朝、この雄猫は恋に勝ったのか、家の裏庭を勝ち誇ったように堂々とゆっくり闊歩していた。どうも恋仇の負けた猫は、裏の家の雄猫に違いないと思った。閑人の私である。