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ときめきの日々を過ごしたい

飯山市花 雪椿

2014-04-27 12:50:43 | Weblog

 頑なに心開かぬ雪椿 

雪椿ただ呆然と宥むかな

  

 このところ、他の話題に乏しいためか、花の話題が続く、写真は待ち待った私共、飯山市の市花となっております「雪椿」がようやく開花した。昨年の晩秋に実を付け始めた蕾は、雪が降る寒い冬を頑なにじっとに耐えて、つい最近雪囲いを解いていただいたばかりと思ったら、数日の暖かさで急に咲き始めた。雪椿は寒椿、冬椿とも言うが、雪椿とすれば春の季語で寒椿、冬椿と詠むと、勿論冬の季語となる。林 芙美子は幼き頃は家が貧しかったことから、庶民を慈しむように描いた作品に名作がある。生前、色紙などに好んで「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき』と書いたと言う。正に雪椿の命は短い。左の写真のように、周りに沢山の蕾を持ちながら先に咲いた雪椿の花はどことなく元気が無いように見えた。