寥として師の画になごむ冬の夜
リビングに掛っている、水墨画の先生の25号の画の前にジット立つことしばしばだ。「小菅神社」の杉並木の画であるが、何か心淋しい時など、この画の前に立つと自然に暖かさが湧いてくる。この画は先生が(日本水墨画協会優秀賞)を頂いた作品で、手放したくなかった画のようですが、私の強い頼みで分けていただいて三年位なると思うが、いつの間にかリビングに落ち着き、インテリアとしても、無くてはならない存在となっている。大胆でありながら、繊細な墨の濃淡が出ていて本当に落ち着く画である。