病愛子(やみあやし)イクラ散らしたさくら寿司
幼稚園から帰ってきた、孫の椋一兄ちゃんが38度の発熱となる。咳は出ないし、鼻も出さないそれに元気だ。ママいわく幼稚園にしらない新入生が入ったり、好きだった友達が組み換えとなり、子供なりに気が使った知恵熱ではないかと予測し、様子見で1~2日休ませるとのこと、爺としては少し甘いのではと思うが、口にはしなかった。オサンドン係長の爺は、椋一君に元気が出ることを願って、夕飯に彼の大好きなイクラと卵焼きを散らしたチラシ寿司にした。椋一君はにっこり「爺ありがとう」と、この孫の一言がうれしい。季語にこまり、勝手にチラシ寿司をさくら寿司と命名した。