インフルとクライスラーで五月来る
初物と思われるワラビが店に並んでいたので早速買ってきた。ワラビを見るたびに母を想う。母の知り合いの山のおばさんがワラビの季節になると、決まってやわらかい「一番採り」を沢山持ってきてくれた。母はその山のおばさんに会うのも楽しみのようでしたが、<おばさんのワラビはのりがあって一番だね>と口癖のように言っていた。母はそのワラビを「おしたし」にしたり、竹輪と美味しく煮てくれた。また、ワラビを塩漬けにして、家中で大切に食べたものだった。母が亡くなって早十二年、そのおばさんとはそれきりの縁となっていますが、息災でいてくれれば良いなと思う。
今日から早五月、二句目のごとく、今朝の新聞の一面に「インフルエンザ」と「クライスラー」のニュースが大きく報道されていた。