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ときめきの日々を過ごしたい

昭和の日に思うこと

2008-04-29 10:20:47 | Weblog

昭和の日瑞穂の国の深きこと
戦争がもぐらのように昭和の日
ささやかの安心ほしい昭和の日
昭和の日無言の国となりにけり




今日4月29日は2回目の「昭和の日」だ。「昭和天皇」の誕生日、昭和天皇が崩御された後、いったん「みどりの日」とされたが、激動の「昭和」という時代や昭和天皇を偲ぶため、国民運動を背景に昨年から「昭和の日」となった。俳句でも「昭和の日」は季語となりました。そこで「昭和の日」の意味を今一度考える必要がある気がします。
あの時代を振り返るとき、日本が未曾有の戦争を経験して敗戦から奇跡的といわれる復興を成しとげた。戦後の復興から高度経済成長を経験した人々にとっては「よくぞ生き抜いた」との思いが強かっただろう。戦後の日本は、敗戦によりそれまでの価値観の多くが否定されたこともあり、さまざまな考えの違いがあり、対決や抗争があった。それでも大多数の人々が前向きに取り組むことができたのは、国民に何か「一体感」があったと思う、今、現在の日本はどうであろう。政、官において自分だけが良けれがと言う無責任者が横行し、動脈硬化が進んだ先の見えない日本になったと思うのは私だけだろうか。拙句ですが、今の私の思いを句にしてみました。