二三日なまけ心や秋の空
例の怠け癖が頭をもたげ始めた。そんなことを思いつつ、俳人鈴木真砂女の句を思い出した下五を忘れたので怠けごころを自問自答しながら秋の空とした(女心と秋の空)真砂女は波乱の人生を送り平成15年に96歳で亡くなった。つい最近、東京の句友から真砂女は東京銀座の裏通りに「卯波」と言う小料理屋を経営していた聞いた。一度行ってみたいと思う。男運が悪く苦労な人生を送った真砂女だからこその句がある。
<夫運なき秋袷(あわせ)着たりけり>
<幸は逃げてゆくもの紺浴衣>
<鴨引くや人生うしろふりむくな>