郵政民営化法案参院本会議で否決

国会のゆれにゆれたる秋の尽

「郵政民営化法案参院で否決」衆議院解散，今日の国会は土用波のような熱い風が澱んだ。私は小泉首相の「官から民へ」と一環としたブレルることの無い改革路線を支持してきましたので痛恨の思いである。とかく小泉首相の政治手法が独裁的だと批判がありますが，今まで田中角栄を原点とする利益誘導の,なあなあーの拡大政治がもたらした結果,無駄の多い肥大化した借金だらけの国になったことを考えると小泉さんのような個性の強い（自ら変人奇人と認めるような）勇気の持った政治手法が必要な大切な時期だと痛感しております。小泉さんはこの郵政民営化を引っさげて自民党総裁になったはず又自民党の党則といわれる基本政策であったはずが何処でぶれたのか分からない。兎角政治には方程式が無いといわれ，利益誘導の政治屋は後から都合よい理屈が付けられます。本当に無念の思いである。また民主党はむしろ自民党より強く小さな政府を提唱し改革路線を歌っていながら何処でどうなったのか疑問である。