葉さくら

葉桜に大河の流れ豊かなる
さくら見物と思い，カメラを抱え老樹さくらで有名な城跡へ行って見る，やはり葉桜となっていた，見物客もまばらで出店の屋台も壊し始めていた，やはり数日前の強い東風で散ったのだろう。
眼下に洋々と流れる千曲川と葉さくらとなった老樹を撮った。

コラム！！」
郵政民営化（問題その４）　形骸化
　連休前の先週水曜日、郵政民営化法案を閣議決定した。連休明けから、国会で審議
される。この国会審議、国民から見れば茶番劇を通り越して悲劇ですらある。
　郵政民営化よりも、もっと重要な問題が山積みされている。先ず第１が年金問題や
介護保険の見直しなど、国民の生活に係わる問題。次に、国と地方併せて７５０兆円
の借金を抱える財政問題。財政問題の根元にある、社会保険庁に見るような役人の無
駄遣いを止める、官僚機構の改革。拉致問題をはじめ、日中・日韓との外交問題の打
開など。このようにもっと重要な課題があるのに、与党内反対派との対立劇を見せら
れるのでは、国民にとっては、これは悲劇以外の何ものでもない。
　郵政民営化に対する識者の意見も、「やらないよりはやった方がまし」と言う程度
である。１週間前の日経新聞朝刊１面に、加藤寛・千葉商科大学長が政府の郵政民営
化法案を採点し、「厳しい先生なら落第点。温情でぎりぎり５０点とれるかどうか。
私は温情があるから一応合格点にはしてあげる」と述べている。
この加藤寛なる御仁、今は千葉商科大学長であるが、元は慶應義塾大学の教授で、
長く政府税調の会長を務めていた。いうなれば、政府御用学者の一人である。また、
同時に、小泉首相は教え子であり、竹中大臣は自分の流れを汲む経済学者、慶応義塾
大学教授である。だから臆面もなくこのような馬鹿な発言をする。　<徳山　勝>