このところ3回ほど、調子がいい。
昨年の2月から始めて、毎週毎週、休日に翌週に飲む分を焙煎していますので、かなり熟練してきたか。。。
か?、というと、実は・・・
毎回煎るたびに、はぜる時間もトータルの時間も味も匂いも、毎回毎回違うので、いい加減イヤになってきたところです
嫌になってやめるかというと、コーヒーは好きだし、焙煎自体は楽しいのですが、うまく焙煎しようとすると疲れるというか・・・
同じようにやっているはずなのに、なぜか出来上がりが違うというのは、何かが違うんでしょうね。
変数を出来るだけ増やさないように、いつも条件は同じにしています。
種類はブラジル、焙煎する量はコーンポタの缶に一杯、火力は最大、火からの高さはアルミの囲いのマスが目安、などなど。
いつも豆を買う豆屋さんでは、「ちょっと違う豆にしてみたら?」とか言われるのですが、そんなことしたら、また最初からやりなおしです。
毎回違った味を楽しんでますので、ご心配なく。。。
では調子の良かったこの3回、一体何を変えたのか・・・?
何か変えたっけ??
少なくとも肩を痛めて冶具を作ってからというもの、なにか中途半端な味というか、深みが無いというか、深煎りすれば苦いだけだし、浅煎りだと粉っぽい味がして、うまくいかない日が続いていました。
それで先週は、単純手動焙煎(冶具を使わないという意味)でやってみたのでした。
けがをしていない左手メインですが、これがなかなかグッド
さては、やはり冶具が悪いのか・・・
と、少し気になっていた網の角度を、2パターン作っていた別のパターンへ変更してみました。
1回目は1ハゼと2ハゼが連続して来てしまい、終了のタイミングに悩みましたが、出来上がりはまずまず。
2回目は1ハゼが7分30秒で、2ハゼが11分30秒。
2回目はほんとにムラが無い。
味もバッチリ、豆の味がしておいしい。
なんとなく、最初の3分~4分くらいの色づき具合で、何分ごろに1ハゼが来るか分かるようになってきました。
要は、その日の火の通り具合がその時点で判断できるということですね~
火力は一定で、というのが基本のようなので、火力のつまみは常に全開にして高さで調整します。
というか、火力が一定じゃないから苦労するんだよぅ!!
あとは、振る振動数というかサイクルというか。
これまでいつも一定の振り方をしようと、決まった音楽に合わせて振っていました。
が・・・
うまく振れるときと振れない時があるなぁ、と思っていたのですが。。。
豆を煎っていくと、最初の乾燥段階で水分が無くなって軽くなるんですね。
湿って重いときと乾燥して軽いときとは、ポンポン弾むときの振るサイクルが違ってきます。
「そりゃそうだろう。何を今さら」
と、思いますよね。
いや、自分でもそう思います。
思いますが、自分の名誉のために言っておきましょう。
同じ条件で振るために、いつも同じ音楽に合わせて振るようにした。
ので、
いつも同じ音楽に合わせて振れば、当然いつも同じ条件になっている。
と思い込んでいるのです
この状態でうまく豆が弾まなければ、何かやり方が悪いのだと思って、振り方を激しくしたり、振る幅を大きくしたりして、治そうとしてしまいます。
気付かない。。。
今うまく豆が弾んでないのは当たり前だ、ということに気付かないです
今から考えると、「前回よかったのに、今回はうまくいかないなぁ」と、何回か曲を変更しているのですが、そういうことだったんです。。。
そういう意味では、手で網を振るやり方は、やはり原始的で本人の熟練度合いによって大きく出来上がりが変わるやり方なのでしょうね。。。