屯田物語

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白川郷の悩ましい三角関係

2009年06月04日 | 


白川郷は合掌造りの集落ばかりではない。
まわりを流れる水がとても澄んでいて、美しい花々がその集落を飾っている。
それだけでも、ここの住人はまわりの自然環境をとても大事にしていることがよくわかる。
そんな村の花風景を集めてみた。



合掌造りの家屋には人が住んでいる。
世界遺産に指定されてから、こうしてたくさんの観光客が押し寄せると、
プライバシーと観光と世界遺産という微妙な調和が崩れてゆくことはないのだろうか。
人口わずか2000人程度の小さな村であるが、昨年は150万人を上回る観光客が押し寄せている。
住民は風土、歴史、民俗文化を活かした美しい村づくりにつとめているといえども、
急激な観光化によって、その良さが次第に失われてゆくような気がしてならない。

このまま観光だけが拡大しすぎないように、
生活、観光、世界遺産の三角関係をどうバランスよく保持してゆくか、
それがこれからの課題なんだろうと思う。