現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

そして、私は風になりました(人間になりたかった犬の物語)

2016-04-25 09:55:51 | ブログ
これからは良くしていただいた皆様の元に風として訪問させていただくことにしましょうか。ねぇ。
(齢十九歳と四ヶ月といつかをもって)

もちろんかぜが吹かなければ訪問できる手立てはありません。よって、マメの都合が優先されてしまうでしょう。

「それはいいわけじゃない」(まったく、口がうるさいったらありしない。ほんとうは私の都合じゃないでしょう。)

「マメは奇跡だ」と獣医さんに言われたことがあります。この家にきた最初は屋外で過ごしていました。お父さんの事務所を建てたときに玄関先に新しい小屋を建ててもらった。そこに何年もすんでいたことになる(お姉ちゃんの保育所の園児さんたちが訪ねてきてくれたのはこの時のことです)。ここも屋外です。

赤ちゃんを産むとき玄関のゲージに移って、それ以後は屋内犬として過ごさせていただいてきました。

屋内で最初は蚊取り線香をたいてもらっていました。くしゃみが止まらなくなっちって「マメ。それじゃ火トンの術は使えないな」と言われて液体蒸発型のものに切り替えてもらったことはあります。

獣医さんに言われた奇跡とは生涯フイラリアの予防接種は受けたことがありません。お父さんが何とかしてくれたのでしょう。酸っぱくてショッパイ液体には閉口しました。「あぁ、また出てきちゃった。犬の口は閉口することはない構造になっている」と、・・・。

赤ちゃんを産んだとき、第一子が生まれたのは良いけど、この家族は玄関に新聞紙を敷いちゃった。帯盤(フラセンター)がくっついちゃって危機的状況でした。次の子どもたちが生まれるというのに、…。「家族たちは二階へ行こうとしている。これは大変だ」身重のまま玄関に上がってお姉ちゃんのパジャマの足にしがみついて助けを求めた。それも階段の二段目だったと思うけど、・・・。

足長蜂と格闘して鼻先をさされちゃった事もあります。

狂犬病の予防接種には閉口させられた。


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