現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

犬の教え

2009-05-22 11:31:45 | 感謝、感激、雨あられ

人間になりたかった犬の物語より

「マメ。テッちゃんおじちゃんや須田さんの家族と子供たちが来ると、体いっぱい嬉しいと振舞うのはなぜだ。」と聞いてきた。「だって嬉しいし、やさしくしてくれるじゃないか。」「尻尾を盛んに振ったり、声を変えたりして有難うとお礼しなくちゃならない。」

犬の場合の笑顔は作れているのか疑問だけれど、・・・・。鏡を見たことが無いことに気が付いた。それにしっかり目を見ながら出来る限り嬉しさを表現することにしている。

「どこで覚えてきた。2ヶ月くらいしか母ちゃんの元には居なかったじゃないのか。」「ばかだなぁ。犬には生来その習性があるのだ。」「お前たちの遠い祖先は狼ではないのか。」そこまで言われると自信がなくなってきた。

人間たちと一緒に生活するようになってから獲得してきたのかもしれない。「なぜそんなことを聞くのだろう。」と思っていたら、「最近、感情表現の乏しい人たちが多くなった気がしてならないのだ。」と言い出した。「他の人やものに対して嬉しい、有難うございます。という感謝や関心を示さなければ自分に関心を持ってもらえないはずだが、・・・・。それに~パなしが多いような気がする。」

「お前とお前たちの仲間から教えられることがある。ゴールデンルールということかもしれない。」

 私たちも人間に教えられることがあるのだなぁ。

  【参考文献、自分を売り込む法 エルマー・ホイラー ダイヤモンド社】