まず「ずく」について説明しておかなくちゃなりませんね。
信州の方言です。根気があるという意味に使われることが多い。「ずくなし」はその反対になり、「ずくを病む」と病気だということになるようです。
ずくの種とはあなたが一生懸命になれるものということになるでしょう。簡単に言い換えれば目標ということになります。そして、それは何も一つではないはずでしょう。
これも玉を拾う屑籠とその手法の中から派生してきたものだと思っています。
やりたいことも何も一つとは限りません。
具体的に書きましょう。去年のずくの種は家の屋根と壁の改修、できれば座敷のふすま、障子、畳表の張替、山の家の屋根と法事、年二回の家族旅行、健康管理、自分たち(へそくり)銀行の開設等々でした。
家の屋根と壁の改修は完了していますが、座敷にかかわるものは完了していません。できればと言う括りでニ回に分けてもよい案件にしてあります。予算中に収まってはいましたけど、座敷、二階の一部屋、物置,書斎兼クローゼットは開かずの間のような状態で、それらをかたずけに時間がかかってしまったからです(その前年まで共稼ぎ状態を続けていました。)。
何より座敷を片づけなければ取り掛かれる案件じゃないでしょう。よって、来年に先送りされています。後は全部完了済みになっています。
そして、ずくの種は夢や目標の数だけあることになります。中には長期目標もあって何年間にも及ぶものがありますね。もし、あなたが親ならば,子どもたちの目標もあるでしょう。
本日を零として目標までの道のりを描いてみることです(昔、片田舎の中学で歴史の時間に東海道を旅する脱線授業をしでかした少年はこのことを考えていたようです)。できれば、その目標は目に見えるように図式するか、写真等を張り付けましょう。たとえば、家が欲しいなら、気に入った展示場の前で家族並んで写真を撮ったものとかです。
目標の方からどんなスキルやモチベーションが必要なのか提示してくるはずでしょう。