現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

その後のATPについて

2009-09-04 16:24:08 | 活性酸素の生命科学的アプローチ

9/10日号の文芸春秋に、済陽高穂さんの「ガン予防の栄養療法9ヶ条」が掲載されていた。

1塩分過剰

2動物たんぱく質、脂肪代謝障害

3エネルギー産出するクエン酸回路の障害

4血中活性酸素の過剰

の四点を挙げていた。

詳しいこと(その内容が9ヶ条になっている。)は週刊誌を読んでみていただきたい。

ここでは3、4のことについて、どちらかといえば3について書いておこうと思います。かなり前に、投稿済みにしてある(知恵比べの方かも知れません。)。

クエン酸回路と活性酸素の生成並びに分解のプロセス(その生命科学的アプローチ)。

酸素分子から活性酸素の生成と分解プロセス。
    ↓e       ↓e       ↓e     ↓e
3O2→→O2(-)→→→→→H2O2→→→→→OH→  →H2O
↓(酸素)(一重項酸素)  (過酸化水素)(ヒドロキシラジカル)(水)
↓     ↓→(金属イオン)→↑→     →↑
(光老化) ↓→   H+(金属イオン)→→→→↑
       ↑↑            ↑↑
  スーパーオキシドデスムターゼ     カタラーゼ
                   グルタチオンペルパオキシターゼ
eは還元系、ミトコンドリア発電所で生産されるアデノシン三リン酸が関与している。
↑↑は活性酸素の酵素系消去剤。
光老化とは特に紫外線(UVA,UVB)の影響で酸化反応を引き起こすことを意味している。
 ここで言うところの金属イオンとは食品の中の坑酸化ミネラルのこと。(人の体の中ではイオン化された状態になっている。)(その意味で、人は電気及び電子で動いていると言える。代謝の過程でもこの電子的やり取りは頻繁に行われている。)

e還元系のアデノシン三リン酸(ATP)はクエン酸回路が円滑に回ることで確保されている。

「ATPの不足がガングリオーマ(神経節腫)の発生、増殖に関わっている。」と記載しています。

言い換えれば,ATP還元電子(e、上記の図式)が不足しているということになります。つまり、還元能力が低下することによる血中活性酸素の増加が引き金になると思います。


活性酸素の生成、分解のプロセス

2009-04-07 10:45:44 | 活性酸素の生命科学的アプローチ

  これ以前に、「活性酸素寿命説の論理的根拠について」という記事があるが投稿

  を省略している。尚、この文章は特許出願予定の明細書の一部である。正式な出

  願文献ではないので余分なことを書き加えています。【実施例7】の所はブログ

  のスペースではおかしな風になるものと思われます。

【実施例1】

【0030】

【化1】

生体内の活性酸素、フリーラジカル消去物質。

  カタラーゼ              

  過酸化水素の分解。

  2H202→2H2O+OH

グルタチオンペルオキシダーゼ  

 脂肪酸ヒドロペルオキシド、過酸化水素の分解。

  L00H+2GSH→H20+GSSG

 スーパーオキサイドディスムターゼ   

  スーパーオキサイドの不均衡化。

  202+2H→H2O2

カロチノイド             

 一重項酸素の消去。

  生体膜などの脂質層でのフリーラジカル消去。

 ビタミンE     同上

  ラジカル連鎖反応の停止。

 ビタミンC              

  水系でのラジカル消去。

  ビタミンEラジカルの還元再生。

 また、どの文献にも記載されていないが、乳酸も電子を奪う物質としては活性酸素と同類であると考えられるが、(あくまでも、個人的見解である。)活性酸素に分類されていない。(今後の研究を待たなければ成らない。)

Fze_016

【実施例4】

 【0033】

糖尿病の前段階としての低血糖による精神的ストレスには上記の配合のものに蜂蜜等を加えたもので対応できる。この時使用する蜂蜜は昔蜂蜜で遠心分離しない状態のものがベターである。(蜂蜜は18種類以上の配合の仕方があって、それぞれ機能の違ったものになる。)

【実施例5】

 【0034】

 実施例3の還元型、金属イオン型、活性酸素消去酵素型、あるいは、ポリフェノール型の全部を使った活性酸素消去剤は存在していないものと考えられる。あったとしても、不完全な配合である。そのために2~3品機能性食品が必要となるのが現状である。

【実施例6】

【0035】

【化4】

ベンゾジアゼピン核の分子構造。

  【構造式は出願書類の中にある。コピーして転写するのが上手くいかなかったので写真の部分はカットしている。】

一般的にベンゾジアゼピンは高用量では睡眠薬として、低用量では坑不安剤または鎮静薬として働く、また、パニック障害の急性治療、恐怖症に伴う興奮に対して効果的です。

(参考文献、大麦若葉エキスの神秘VOL.2、日本薬品開発㈱)

【実施例7】

 【0036】

 【表1】

 ビタミンE誘導体(コハク酸エステル)のプロラクチン産生促進能。

           0   20   40   60   80

アルファビタミンE    

  コハク酸エステル →→→→→→→→→→→→→→→→→

  アルファビタミンE→→

酢酸エステル   →

ニコチン酸エステル→→→

大麦若葉エキスにはペンゾジアゼピンとビタミンEコハク酸エステルが含まれている。

                              ―6―

 尚、このコハク酸エステルという物質は、荻原義秀博士氏等によって(効能特許)取得済みである。(参考文献、大麦若葉エキスの神秘VOL.1、日本薬品開発㈱)

【実施例8】

 【0037】

また、活性酸素消去剤はリボゾーム化して腸管から吸収の良いような工夫がなされたものも存在するが、本剤はその必要がないものである。ただ、熱に弱い酵素系の物が混ざっているので、50度以下で利用するものとする。

 【参考文献、生命科学超入門、生田哲著 フォチュン、ネーチャー掲載文献等】