浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

町民大会

2006年05月16日 | 因島

僕の住む町では、今週末に町民大会が行なわれます。町には地区があり、その地区対抗で競技が行なわれます。玉入れ・輪回し・ムカデ競争・年齢別リレーなど、小さな子どもから大の大人まで沢山の人が参加します。

今年、小学生になった息子も町民大会に参加します。”地区対抗子どもリレー”というものがあり、それに地区の1年生代表として出場します。別に走るのが速いわけではなく、同じ地区に1年生が少なかったというだけなんですけどね。

さらに、小学生になると”応援合戦”があるのです。各地区の子どもが応援団を結成して、三・三・七拍子やエールを送ったりして、大会を盛り上げます。息子は初めての経験ばかりですが、目をキラキラさせて楽しんでいます。

多くの地域では、住民同士のつながりが薄くなり、このようなイベントが出来なくなってきている現状で、住民が協力し合って町民大会が行なわれることを嬉しく思います。僕は用事があって参加できませんが、息子の話を聞くのが今から楽しみです。


AED(自動体外式徐細動器)

2006年05月15日 | 福祉

福祉に携わる者として、人の生死に関わることは多くなります。僕の勤めている施設でも普通救命講習会を行なったり、医療についての勉強会を行なったりしています。

その一つとして、今日はAED(自動体外式徐細動器)の使用説明会がありました。AEDに関する詳しいことは「AED普及協会」のHPを見て貰えれば分かり易いと思いますが、約2年前(平成16年7月)から、医療従事者ではない一般の人でも、このAEDの使用が出来るようになりました。その背景には、医療機関外において急性心不全で亡くなる方が非常に多いことが挙げられます。

救急車を呼んでから、実際に現場に到着するまでの時間は、全国的にみて平均6分かかるそうです。さらに救急救命士が徐細動器などを使って対応するまでの時間となると10分以上かかるのです。心停止から約3分で脳細胞が機能を失っていくそうです。

そのような世の中の状況を受けて、AEDが普及され始めました。使い方は簡単です。AEDには音声案内があり、それに従って操作すれば問題ありませんし、必要の無い人には使用出来ないようになっています。

まだまだ普及・浸透しているとは言い難い状況ですが、救うことの出来る命を、もし僕たちが救えるのであれば、少し学んでみるのも良いかもしれません。


100M世界新記録

2006年05月13日 | スポーツ

あれほど単純なのに、オリンピックの華であり、世界中の人々が見守る競技も珍しいでしょう。もちろん、それ故に努力のみでは辿り着けない世界でもあります。

その陸上男子100M競技で、世界記録が更新されました。陸上のグランプリ・カタール大会でジャスティン・ガトリン(米国)が9秒76で優勝しました。従来の記録が9秒77ですから、実に100分の1秒の更新です。100分の1秒なんて、普段の生活で意識することなんてありませんが、それを追求する人にとっては大きい壁なのでしょう。

さて100Mの記録はどこまで短縮されるのでしょう。研究では、現在の記録でもほぼ人間の限界であり、今後考えられ得る頂点は9秒60~69位ではないかとされています。但し研究が全て正しいとは限らないので、もしかしたら9秒50だってあるかもしれませんが・・・。

しかし、陸上競技においては記録更新は大きな関心事であり、それがなかなか破られない状況が続くと人々の興味を保ち続けるのは難しくなるかもしれません。いずれは1000分の1秒単位で記録を表すようになるかもしれませんし、より記録を出し易い環境を作るかもしれません。

まあ、そうは言っても現在の記録だって僕の想像をはるかに超えた世界で走っている人たちの記録なんですけどね。


新聞読みますか?

2006年05月11日 | 日常

インターネットが普及し、また各種の雑誌が氾濫し、テレビでは最新のニュースが流される世の中で、新聞を読む人が少なくなっていると言われています。

僕が大学生だった頃、周りの学生で新聞を毎日読んでいる人は少数でした。僕は新聞を読まないと一日が始まらないような気がして、毎朝新聞に目を通していました。ただスポーツ欄とテレビ欄が中心でしたけどね・・・。

それでも一通りは目を通していました。1面から社会欄、経済欄、文化欄、地域欄など少し気にするだけで、たくさんのことを学びました。

きちんと全部読もうと思ったら、雑誌なんかよりずっと面白いと思うんですけどねぇ。


W杯選手選考

2006年05月10日 | 日常

いよいよW杯(サッカー)が近付いてきました。選手登録の最終締め切りが15日であるため、続々と各国代表選手が発表されています。

少し見てみると、アルゼンチン代表は18歳のメッシ(バルセロナ)も選出され、順当なメンバーです。逆にオランダは正式発表では無いもののダービッツ、マカーイ、セードルフといった世界的に有名な選手が選ばれていません。こういった選手選考に関わるドラマは毎回あるわけで、日本だって前回(2002年W杯)は中村俊輔選手が外されたことが大きく取り上げられました。

さて、もう少し見るとイングランド代表は、17歳のウォルコット選手が選出されました。これには本人もマスコミも驚きを隠していません。もちろん才能を高く評価されて、アーセナルに移籍した選手ですが、試合に出場しているわけでもなく、まさに奇策と思われても仕方ありません。(但し、イングランドは過去にも、オーウェンやルーニー、ファーデナントなど10代選手を数多く代表に選出している国でもあります。)過去に10代の選手といえば、ペレ(ブラジル)やロナウド(ブラジル)、エトー(カメルーン)、オーウェン(イングランド)、小野伸二(日本)など、世界的に活躍する選手たちが並ぶのです。ただこの選手たちは、各国でその才能が認められ、歴史的選手になるであろうと誰もが認めていたからこそ、選ばれたという経緯があります。

そういった意味では、今回のメッシ(アルゼンチン)やロビーニョ(ブラジル)などが、そういった選手なのかもしれません。

翻って、日本代表です。ジーコ監督は、「サプライズは無い。ロビーニョのような選手が現れれば別だが・・・」と言ったそうです。彼の頭の中では既に代表メンバーは決まっているのでしょう。(少なくともスタメンになる選手は)。けれども、彼は実際にロビーニョのような選手を探し出そうとしたのでしょうか?少なくともジーコ監督が就任してから4年間の采配を見ていると、そのようには感じられませんでした。いつも代わり映えのないメンバーで、そのまま年齢を重ねただけのように感じます。

僕はこれに危機感を抱いています。たとえ今回のW杯で結果を残したとしても、将来的なことを考えた時に若い選手の経験が明らかに足りないのです。なかには「Jリーグで経験を積んでいる」とか「年代別代表で海外試合を経験しているから大丈夫」という人もいますが、フル代表という立場を経験しているかどうかは大きな違いとなって現れます。

だからこそ、将来の中心になり得る選手の早い時期の代表選出を期待するのです。セレッソの柿谷選手など経験を積ませるとかなり面白いと思うのですが・・・。


校歌

2006年05月08日 | 音楽

「春は~♪きれいな・・・」

息子が口ずさんでいる歌に聞き覚えがあるような気がします。題名も歌詞も忘れているけれど、何となく旋律を覚えています。引き続き聞いていると、

「あ~あ、学び舎は・・・」

ああ、そうです。小学校の校歌です。小学校に入学して1ヶ月経った息子は、校歌を口ずさんでいたのです。息子が通う小学校は、僕が20年前まで通った学校です。何かの行事があれば必ず校歌を歌い、また全校生徒が集まる集会でも歌いました。そういえば、毎週「音楽朝会」というものがあり、歌っていたものです。

すっかりと忘れていたその旋律を息子の歌声で思い出しました。二人で散歩をしながら声を合わせて歌ってみました。所々、歌詞を忘れている僕に、「それは○○なんよ」と息子が教えてくれます。また6年間は、この歌を耳にする時間が増えそうです。


充実した休暇

2006年05月07日 | 日常

ゴールデンウィークが過ぎ去っていきます。今年は職場の方々の好意により、カレンダー通りの休暇を頂く事ができました。

こんな連休は滅多に無いことですが、僕はこの休日にどこかに旅行に行くわけでもなく、サッカー三昧の日々を送りました。試合、合宿、練習と毎日のように中学生と顔を合わし、彼らが頑張る姿をみました。そして、サッカーが無い日は息子とお出掛けしていました。

他人から見たら、つまらない休日の過ごし方かもしれません。でも僕にとっては有意義で充実した休日だったのです。たしかに旅行に行ったり、買い物に出掛けたり、どこかで遊んだりする休日も楽しいですが、僕にとっては好きなことに関わることの出来る休日はとても充実したものです。

思えば、以前はサッカーに関わりたくても、その場所さえ無かったし、自分の時間を作ることさえ難しかったのです。それが今は息子や家族の協力もあり、またサッカーに関わることの出来る環境を与えてくれている仲間もいます。本当に有難いことです。

しかし、明日からこの日焼けした真っ黒な顔で仕事に行くのは少し気まずいです・・・。


こどもの日

2006年05月05日 | インポート
こどもの日

息子に「こどもの日って、こどもがしたいことをしてくれる日なんでしょ。お友達が言ってたよ。」と聞かれました。当然、僕は「何を言ってるの。こどもがお父さんやお母さんにありがとうを言う日だよ。」と答えました。とは言っても、こどもの成長は親にとって嬉しいもの。彼の笑顔が見たいのも親の心情です。

そういうワケで息子がずっと行きたがっていたおもちゃ王国(岡山)まで二人で行ってきました。片道約100分の道のりで、しかも二度も道に迷った(僕も初めて行きました)にも関わらず、息子は元気で、着いてからもヒーローショー、マジックショー、アトラクション、カブトムシ・クワガタムシ展など動き回りました。

たくさんの人がいましたが、それさえも苦にはなりませんでした。結局、閉園間近まで遊び、帰路につきました。車中も眠たい目を必死に開け、楽しかった出来事を話してくれました。どうやら彼の頭の中では次回の計画が立てられているらしいのですが・・・(笑)。

ともあれ、息子の成長を実感し、また笑顔を見られて、素晴らしいこどもの日でありました。


冒険

2006年05月04日 | こども

子どもは親の想像以上に日々を有意義に過ごしているのだと思います。今春から歩いて小学校に通うようになった息子は、自分の世界を急速に広げています。

つい先日は、一人で近所(といっても300メートルくらい離れています)の友達の家まで歩いて行き、一緒に遊んでいました。今までは一人で出掛けることを怖がっていたのに、最近はどこにでも一人で出掛けようとします。この時は行き先を告げずに出掛けたため、心配をかけましたが・・・(苦笑)

僕が幼い頃は一人で友達の家に遊びに行ったり、友達と一緒に山や池に遊びに行ったものですが、最近は物騒な世の中に大人が敏感に反応し、随分と過保護になっている気もします。もちろん気をつけないといけないことですが、息子が自らの世界を広げているこの時を大切に見守ってあげることが親の役割なのでしょう。

なかなか子離れできない僕は、親離れしていく息子の姿を頼もしくも淋しく思いながら見守っているのです。


定礎

2006年05月01日 | 日常

普段は見過ごしているモノが、突然気になることがあります。それは本当につまらない物だったり、知ったからといって得をするものでは無かったりします。今回、僕が気になったのは、「定礎」と書かれた石でした。

用事があって役所に行くと、入り口の横に「定礎」と書かれた石が建物に埋め込まれていました。さらに職場に戻り、玄関を入ろうとするとまたもや「定礎」と書かれた石が埋め込まれているではないですか。いや、ここまでならすぐに忘れてしまうのですが、息子の学校に行った時にも同じように「定礎」の文字を見たものですから、「定礎」とは何ぞやと気になったわけです。

少しネットで調べてみると、「うんちくの宝箱」というページに分かり易く紹介してありました。それによると、

設に際して行なわれる行事の内の一つ「定礎式」で埋め込まれる定礎石と呼ばれるものなので、ヨーロッパの石造建築で基準となる石を置く"CornerStone Laying Ceremony"というものに由来し、本来は建設初期の段階に行われるものだそうです。

ただ日本では、ある程度完成した時点でそれまでの工事に対する感謝とその後の安泰を祈願してハメ込む儀式となっていて、通常は南東の角に定礎石が置かれます。

そして多くの場合、定礎石の奥には「定礎箱」と呼ばれる箱が埋め込まれていて、そこには住所や発注者、施工者などを記した定礎名板や氏神様のお札、建築図面、さらに当日の新聞や通貨、社史などが入っていて、タイムカプセルになっているみたいなのです。

あの「定礎」と書かれた場所にそんな出来事が起こっていようとは想像もしたことがありませんでした。そんなことを知り、例の木村建設や姉歯さんの作った建築物の定礎箱の中身が見てみたいと思ったこの頃です。