浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

AED(自動体外式徐細動器)

2006年05月15日 | 福祉

福祉に携わる者として、人の生死に関わることは多くなります。僕の勤めている施設でも普通救命講習会を行なったり、医療についての勉強会を行なったりしています。

その一つとして、今日はAED(自動体外式徐細動器)の使用説明会がありました。AEDに関する詳しいことは「AED普及協会」のHPを見て貰えれば分かり易いと思いますが、約2年前(平成16年7月)から、医療従事者ではない一般の人でも、このAEDの使用が出来るようになりました。その背景には、医療機関外において急性心不全で亡くなる方が非常に多いことが挙げられます。

救急車を呼んでから、実際に現場に到着するまでの時間は、全国的にみて平均6分かかるそうです。さらに救急救命士が徐細動器などを使って対応するまでの時間となると10分以上かかるのです。心停止から約3分で脳細胞が機能を失っていくそうです。

そのような世の中の状況を受けて、AEDが普及され始めました。使い方は簡単です。AEDには音声案内があり、それに従って操作すれば問題ありませんし、必要の無い人には使用出来ないようになっています。

まだまだ普及・浸透しているとは言い難い状況ですが、救うことの出来る命を、もし僕たちが救えるのであれば、少し学んでみるのも良いかもしれません。