今年から小学生になった息子が、まだ赤ちゃんだった頃から、寝る前の絵本の読み聞かせが習慣となっています。
小学生になってからは毎日ではなく、週に1~2回くらいになりましたが、それでもこの時間を楽しみにしています。(息子だけでなく、僕も)
さて、それを知っている人からプレゼントしてもらった絵本の一つが「ないた赤おに」なのです。かなり有名な絵本らしいのですが、恥ずかしながら僕は知りませんでした。
僕なりに絵本のあらすじを書くと、
人間と仲良くなりたいと願う赤おにがいます。しかしなかなか仲良くなれません。その時、仲間の青おにが協力してくれて、わざと青おにが悪者になり、それを赤おにが退治することで人間の信用を得ることが出来ました。そして赤おには人間と仲良くなれたのです。でも青おには赤おにのためには、悪者の自分が傍にいるわけにはいかないと、二度と会わない決心をするのです。
この絵本の中で印象に残る言葉があります。それは青おにの言葉です。「なにか一つの目ぼしいことをやりとげるには、きっとどこかでいたいおもいか、そんをしなくちゃならないさ。だれかがぎせいに―、身がわりになるのでなくちゃできないさ。」
そして最後に青おには赤おにへの手紙にこう書くのです。「ドコマデモ キミノ 友ダチ 青オニ」と。
息子はこの絵本を読んで「悲しくなったんよ。パパちょっと傍におって。」と言いました。彼がどれほど絵本のメッセージを受けとめているのかは分かりません。でも僕たち親子は多分同じ想いを抱いていたでしょう。
大切な人との時間を大事にしたいと思える絵本でした。
hamatokoさん、息子さんはちゃんとわかっているんですね。子どもってすごいですね。「ないた赤おに」のせつなさがわかっている。大切な人との時間、大事にしてくださいね。
このあと僕(赤オニ)は青オニくんを探しに行ったよ。
だって青オニくんは僕の大切な友達だもん。
君がいて僕がいるんだよ。
今度は僕が、君の心を包んであげるんだ!
僕は絵本の名作を結構見逃している気がします。
息子とともに素晴らしい絵本に出会えて感謝です。
絵本を読むなんて、あと少しの間だろうけど、なるべく多くの作品に触れて、自分の感性を磨いてほしいです。
息子はね、ちゃんとは分かっていないと思いますよ。
でも子どもなりに感じることはあるのでしょう。
こういった経験が自分の考え方や感性に繋がるのだと思います。
絵本の力って凄いなぁと感じています。
友達を大切にする子になってくれると信じています。
なぜ青おにがこんな行動をとったのか、なぜ赤おにが人間と仲良くなりたかったのか、彼がもう少し大きくならないと分からないことですけど、きっと何かを感じてくれていると思います。