ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

敗戦記念日

2005年08月15日 | 日本の課題

 1945年8月15日正午、やっとこさ昭和天皇の玉音放送とやらで、国民に第二次世界大戦、太平洋戦争の終戦が宣言されたのである。

 日本の大いなる大東亜共栄圏を目指す、侵略の野望がついに断念せざるを得ない、数百万の命と悲惨な惨状と多大な損失という犠牲を積み上げての、最終的「無条件降伏」の敗戦宣言となったのである。

 「聖断拝し大東亜戦終結」と、その日のことを毎日新聞は大見出しで終戦を伝えたそうです。日本は敗北感と虚脱感に包まれて、日本の支配を受けて、戦争で多数の犠牲者が出たアジアの人々は歓喜にわいたそうです。

日本は過去を反省し、平和国家、民主主義国家としての再生の道を歩み出しました。しかし、戦争の記憶の風化からか、戦後60年経った現在、再び「戦争ができる国」への国づくりのため、「国際社会での普通の国」を目指して、憲法を改悪し、教育基本法も改悪し、国際社会で、武力と兵力による「平和貢献」をしようと歩み出しています。

 「あの戦争は間違っていた」とする全国世論調査での、昨日のアンケートでは、意外と少ない43%のみの答えだったそうで、「やむを得ない」とするものも、29%もいたそうです。

 一番問題なのが「分からない」とする26%もの人たちがいることです。

 日本にとって、あの60年前の敗戦は、「二度と繰り返してはならない」「戦争をした責任」を強く感じていたはずなのに、60年に及ぶ「平和ボケ」からか、現在の戦争への認識は低下する一方です。

 まさに「天の啓示」であった、日本の敗戦宣言を、もう一度重く受け止めて、憲法改悪、教育基本法改悪を始めとする、とんでもない「戦争ができる国」への歩みをストップさせる、国民の主張と行動が今こそ必要な時です。

 
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