ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

「侍ジャパン」なんて。

2009年01月26日 | プロスポーツ
 いよいよ球春。野球ファンにとってはプロ野球の自主トレーニングの季節から、一斉に2月から各球団のキャンプが開幕するのが待ち遠しい限りである。

 我が「阪神タイガース」も、昨年の屈辱を跳ね返しての「真弓新監督」の下、ドラフト一位ルーキー、繍投手を含めてベテラン、若手織り交ぜての沖縄宜野座キャンプのスタートが近づいてきて、心ウキウキ期待の2009年の開幕、甲子園球場のリニューアルで益々盛り上がりを見せてくれるであろう公式戦までの楽しみもたくさんある。

 この時期に、昨年から始まった「ワールド・ベースボール・クラシック」と称する世界の野球をする国々の世界一を競う大会の第二回WBCが、三月五日から開催される予定である。

 全世界といっても、野球に興じる国はいまだに少なく、ABCD、4グループ各4チームの16チームで争う世界一決定戦に挑むわけなのだ。

 昨年第一回の大会を幸いにも韓国に二敗しながらも、米国がメキシコに惜敗したために、最終戦で韓国を破った日本が棚からぼた餅的な世界一の優勝チームになったために、王監督と共に戦った日本チームが脚光を浴びたわけなのだ。

 今年は昨年の北京オリンピックで、正式競技としては最後の大会と言うことで、マスコミも国民も期待した「星野ジャパン」なるナショナルチームが、メダルに届かない惨敗を喫して、大きなブーイングを「星野監督」らに浴びせたようであった。

 その雪辱とばかりに、ナベ常読売新聞会長の肝いりもあって選任された「原辰徳監督」率いる日本チームに、なぜかいつの間にか「侍ジャパン」なるニックネームがついていることに私は不快感と共に抗議すら覚えているのである。

 たかが野球なのに、国を挙げてのナショナリズムを高揚すべく考えている向きもある一部の人たちが、勝手に日本の武士道とか侍精神とかを取り込んでの「侍」というイメージを作り上げて、現代日本を代表する「野球チーム」を今時、「サムライ」などと呼称すること自体が時代錯誤も甚だしい錯覚であろう。

 純粋にスポーツとしての一競技である「ベースボール」というアメリカから渡来し、日本にも馴染んだ国民の多くが親しむ「野球」なのだが、日の丸を掲げ、君が代を歌って「野球をする必要はない」のではないだろうか。

 今やメジャーリーグに何人もの名選手を送り出している、野球好きな国ニッポンだが、決して国のために野球をしているわけでもないし、一人ひとりの野球選手を、いつ誰が「サムライ」として見てしまったのだろうか。

 イチロー、松坂、ダルビッシュ、小笠原、岩隈らの日本代表選手たちが二月15日から宮崎でWBC緒戦に向けて合同合宿を組み、王相談役、原監督の下で準備するらしいが、私は元気に怪我なく楽しんで戦ってほしいと願うのみである。

 我が阪神タイガースからも、藤川投手と岩田投手が参加する予定だが、好きな野球を世界の舞台でより愉しんで、ペナントレースに備えてほしいと願うのみである。

 決して「サムライジャパン」なんて呼ばないでほしい。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夕暮れ時の初釜。 | トップ | 定額給付金 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2009-01-26 23:45:48
日本代表だから日の丸を背に君が代を歌うんじゃないの?日本人なら国の代表として戦うと思うけど。なんか日教組的な考えだなぁ、今日の意見には賛成できません
返信する

コメントを投稿

プロスポーツ」カテゴリの最新記事