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一昨日から気になっていた高齢の母の病状について、医者の薦めもあり大きな病院での検査の結果、兄姉とも話し合って即入院を決めた。
高齢の母がお世話になっている老人施設のかかりつけ医から電話があったのが一昨日だったのだが、私の姉妹が昨日いつもの別の病院に通院し、症状を訴えて問診も受けたが、検査は血液検査だけで、後の検査は先の予定日しか取れないとのことで一旦帰ってきた。
しかし、最初に母の病気の異常に気づいた施設の近所のかかりつけ医の指摘で、急遽今朝、大きな病院での外科診療に紹介状を持って行ったところ、比較的早く、血液検査をはじめ、レントゲン、CT、エコー検査などをしていただき、即刻問診していただいた医師からの説明を受けた。
これがいわゆる「インフォームドコンセント」と言われる、医師からの病状の説明と本人もしくは家族の質問、同意というやつで、日本語的には「説明と同意」、または「納得診療」と言われる過程だと認識した。
詳しく母の現状を検査の指数とレントゲンやCTの画像と共に、医師が簡略な図式を元に分かりやすく説明をしてくれたのである。
母の病状ならびに現在の状態の認識には大変役立つ説明であったが、今後の診察、入院、治療方法などについては、即決定とはいかなかったので、少し時間をいただいて家族で話し合うことにした。
当然、意見の違いや考え方、情報の有無などの違いはあるために、いろいろなケースといろんな対処の仕方を想定した上で、可能性と安全性、つまり一番優先すべきは、当然母の健康状態への回復なのだからと、じっくりと検討したのである。
やはり、「善は急げ」と言うわけではないが、紹介されて診察を受けた病院の医師を信頼して、少しでも早く回復に向かう可能性のある処置、施術を行っていただく必要があるとの合意を得て、午後に即入院することとなった。
この「インフォームド・コンセント」と呼ばれる概念は、「正しい情報を伝えられた上での合意」を意味するものなのだが、医療行為に際して日本で定着したのは、1997年に医療法が改正されてからだから、まだ12年しか経っていないことである。
患者や家族が、医療行為としての投薬、手術、検査などに対して、治療や臨床試験、治験の内容の説明を受けて、理解した上で、治療方針や対応について合意、納得するためのものなのである。
しかし、いくら丁寧、かつ親切に説明されても、所詮立場が異なるし、素人と医者という専門家のコミュニケーションには限界がある部分もあって、なかなか難しいものである。
患者側の心配や不安は当然のことなのだが、医者は「納得して同意」してほしいと薦めるものなので、選択の余地は非常に少ないものでもある。
私の知人で、癌にかかった患者さんなのだが、医者の薦める「手術、放射線治療、抗がん剤投与」の選択を断り、自らの情報と知識によって、食事を主とした免疫療法と温熱療法によって、現在「がん細胞」が消えたという状態で、元気に暮らしているおじさんがいる。
インフォームド・チョイスと言われる選択肢が少なすぎると思われる現状の実態の中で、自らのよりよい選択を勇気を持ってする難しさを痛感した。
高齢の母がお世話になっている老人施設のかかりつけ医から電話があったのが一昨日だったのだが、私の姉妹が昨日いつもの別の病院に通院し、症状を訴えて問診も受けたが、検査は血液検査だけで、後の検査は先の予定日しか取れないとのことで一旦帰ってきた。
しかし、最初に母の病気の異常に気づいた施設の近所のかかりつけ医の指摘で、急遽今朝、大きな病院での外科診療に紹介状を持って行ったところ、比較的早く、血液検査をはじめ、レントゲン、CT、エコー検査などをしていただき、即刻問診していただいた医師からの説明を受けた。
これがいわゆる「インフォームドコンセント」と言われる、医師からの病状の説明と本人もしくは家族の質問、同意というやつで、日本語的には「説明と同意」、または「納得診療」と言われる過程だと認識した。
詳しく母の現状を検査の指数とレントゲンやCTの画像と共に、医師が簡略な図式を元に分かりやすく説明をしてくれたのである。
母の病状ならびに現在の状態の認識には大変役立つ説明であったが、今後の診察、入院、治療方法などについては、即決定とはいかなかったので、少し時間をいただいて家族で話し合うことにした。
当然、意見の違いや考え方、情報の有無などの違いはあるために、いろいろなケースといろんな対処の仕方を想定した上で、可能性と安全性、つまり一番優先すべきは、当然母の健康状態への回復なのだからと、じっくりと検討したのである。
やはり、「善は急げ」と言うわけではないが、紹介されて診察を受けた病院の医師を信頼して、少しでも早く回復に向かう可能性のある処置、施術を行っていただく必要があるとの合意を得て、午後に即入院することとなった。
この「インフォームド・コンセント」と呼ばれる概念は、「正しい情報を伝えられた上での合意」を意味するものなのだが、医療行為に際して日本で定着したのは、1997年に医療法が改正されてからだから、まだ12年しか経っていないことである。
患者や家族が、医療行為としての投薬、手術、検査などに対して、治療や臨床試験、治験の内容の説明を受けて、理解した上で、治療方針や対応について合意、納得するためのものなのである。
しかし、いくら丁寧、かつ親切に説明されても、所詮立場が異なるし、素人と医者という専門家のコミュニケーションには限界がある部分もあって、なかなか難しいものである。
患者側の心配や不安は当然のことなのだが、医者は「納得して同意」してほしいと薦めるものなので、選択の余地は非常に少ないものでもある。
私の知人で、癌にかかった患者さんなのだが、医者の薦める「手術、放射線治療、抗がん剤投与」の選択を断り、自らの情報と知識によって、食事を主とした免疫療法と温熱療法によって、現在「がん細胞」が消えたという状態で、元気に暮らしているおじさんがいる。
インフォームド・チョイスと言われる選択肢が少なすぎると思われる現状の実態の中で、自らのよりよい選択を勇気を持ってする難しさを痛感した。
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