ガリバー通信

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大分のカボス。

2009年09月30日 | 季節の話題
 秋が深まる季節になり、毎年の様にこの季節に私の友人から贈られてくるうれしい贈り物が届きました。

 大分県豊後大野市の市長に今年の春なった橋本裕輔氏からのプレゼントで、「カボス」であります。

 この「カボス」は、間違いなく私の大好きな柑橘類の一種なのですが、スダチ(酢橘)よりも大きく漢字で表記すると臭橙、香母酢と書くそうで、英語ではCitrus、つまりシトラスと称して、男性の整髪剤や芳香剤によく使用されているものと同様の香り高いミカン科の常緑樹になる果実なのです。

 柚子の一種とも言われる近縁種で、枝には鋭い棘があるそうで収穫には注意が必要らしい

 小さこれからのな箱一杯に鮮やかな緑色した「カボス」がたくさん詰められていて、これからの「秋の味覚」を楽しむには、相当活躍しそうな柑橘類として大変嬉しい贈り物なのである。

 カボスの果肉は黄白色で、多汁で酸味が強く果汁を絞って食用、つまり「秋刀魚」や「サラダ野菜」などに搾って使うと、とっても美味が増して「秋の香り」を更に楽しめるのである。

 カボスが大きいと表現したが、スダチが平均30~40グラム程度なのに比べると三倍強の100グラムから150グラムもあり、生汁を絞って、砂糖を適量入れてカボスジュースにしても美味である。

 カボスの果汁の香りは独特な酸味であり、刺身や焼き魚などの薬味として用いられることが多いが、鍋料理のポン酢や酢の物の調理にも用いられる。

 大分県の友人が栽培して毎年秋に送ってくれている「カボス」は、大分県の農産物の中でも有名な特産品のひとつで、多種多様なカボス人形やストラップなどにもなっていて、多様なキャラクターグッズの販売もされ、テレビ番組「カボスタイム」も放映され活躍しているみたいである。

 地元大分県では、カボスの需要は日常的であるらしく、味噌汁、パスタに絞られる他、種々の料理に日常的に多用されているらしい。

 カボスは、最近話題になっている「エコノミークラス症候群」と称される、長時間の航空機機内での足のむくみなどの血栓症に対しての予防効果がある可能性が高いとの研究結果が2006年7月に発表され、商品化の取り組みが行われているらしいし、カボスにはヘスペリジンと称される物質が多量に含んでいて、善玉コレステロールを増やし、血栓の溶解につながるらしい。

 2003年に大分県で開催された「全国都市緑化フェア」では、マスコットとして「カボたん」もカボスをモチーフにして活躍し、フェア終了後も様々なイベントでも親しまれて、みうらじゅん氏から「ゆるキャラ」に認定されたみたいである。

 いずれにせよ、毎年恒例となった大分からの大きなカボスの贈り物が、我が家に「食欲の秋」をもたらせてくれるきっかけとなるであろう。
 

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1 コメント

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Unknown (東独民)
2009-10-01 12:09:04
私も親戚が大分にいるので

カボス派です。

スダチは小さくて香りが高い分
料亭などでは好まれるのですが、

なんだか、秋刀魚にはカボスの方が好きです。
大衆的で。

あれ、ハチミツとレモネードにすると美味いんですよねー

日本の柑橘類の多様性には恐れ入ります
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