ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

母の転倒!

2010年05月30日 | 感じたこと
 一週間前に母が入所している有料老人ホームの職員さんから電話があって、深夜にトイレへ行く際に、93歳になる高齢の実母が居室で転倒したらしく、朝痛みを訴えていたので、かかりつけ医に通院し、レントゲンを撮ってもらったが幸い骨折はしていなかったとの知らせが届いた。

 これまでにも数回、特に深夜のトイレの行き帰りに転んだことがあり、居室のベッドの枠やトイレの中にも手すりがあって、つたって用を足しに行き来しているのだけれど、何かのはずみでバランスを崩して、またもや転倒したらしいのであった。

 今日は、兄弟でちょっと遅い「母の日」の感謝を込めて、久しぶりに母と共に外出して「昼食会」をやろうと計画していたので、少し早めに母の具合を見に施設に出向いた。

 ベッドに横たわっていた母は、私の顔を見て嬉しそうに起き上がろうとしたのだが、左の腰あたりがまだ痛むらしく、顔をしかめてまた横になった。

 施設の職員さんと、転倒の原因や今後の転倒防止策などを入念に話し合った後に、車椅子に乗ってもらって、久しぶりの好天に恵まれた外へ、外気に当たり、気分転換の意味もあって母を連れ出した。

 車椅子に乗った母を、まさか押して外出するなんて考えても見なかったのだが、今回は止む終えずの外出となった。

 いつもの様に大好きな草花が、あちらこちらで咲き乱れる季節になっているので、いたるところで「キレイな花」を観賞しながら施設に近い、とあるレストランへと向かった。

 幸い、二階建てのレストランだったがエレベーターが設置されていて、車いすのまま客席付近まで入れたので、掘りごたつ風の食事をする席までは難なく行くことが出来た。

 母の大好きな「握り寿司」と「そば」を注文して、ゆっくりと食事をしたのだが、お腹がいっぱいになってトイレに行きたいと言うので、再び車椅子で室内の奥の車椅子専用トイレに入った。

 しかし、そのトイレは女性用のトイレの一部にあるため、男性の私が大きなドアの中までは案内したが、母が用を足す間は外で待機しようと扉の外に一旦出たのである。

 だが、すぐに中から母が大きな声で呼んだらしく、女性の別のお客さんが私に声をかけてくれて、遠慮がちに再びトイレへと入った。

 いくら母親と言っても女性のトイレに息子の私自身が一緒に入るなんて想像だにしなかったが、強い打撲のために痛みが残る腰をかばいながら用を足そうとする母親には、手すりなどかあってもサポートが必要であった。

 自分の居室である老人ホームのトイレの利用についても、いつもは施設の職員さんの手助けをしていただいて用を足しているらしく、外出先では当然付き添いの私のサポートが必要なのであった。

 母の車椅子をゆっくりと押しながら、別の道を施設への帰路に選んで帰ったのだが、母は居室に帰るなり再びトイレに行くというので、ナースコールの様なボタンを押したらしく男性の職員が手馴れた感じでサポートしてくださった。

 いずれにせよ、つい先日まで自分の足でゆっくりではあるが歩いていた母が、転倒のための痛みから自由に歩けず、特にトイレへの行き帰りが大変な労力になっている現状を憂いながらも、母の回復を祈るばかりであった。

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