ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

長い夏がやってきた。

2009年05月09日 | 季節の話題
 ゴールデンウィークが終わると、何と一足先に「夏がやって来た!」って感じの気温の上昇ぶりに驚くやら、あきれるやらの今日一日であったが、明日はもっと暑くなり、ひょっとすると30度を越す真夏日となるかもしれない。

 それにしても昨日などは、北海道で30度を越す地域が出現し、何と海水浴の真似事をする人まで現れて、南の沖縄の気温よりも北の北海道の気温の方が高いという珍現象となった。

 ここ十数年の「異常気象」とやらは、ある気象専門家筋に言わせれば、「異常ではなく」、これが普通なのだそうで、昭和30年代から50年代頃の安定した、四季の移り変わりや穏やかな気温の上昇や下降の方が異常だったのだと言われている。

 地球環境が人類の特に20世紀後半からのエネルギー消費を中心とする経済活動が原因で、大きく変化して「気候の変動」をきたしているとも言われているが、人類の経済優先の活動だけでなく、宇宙の変化もあると推測されている。

 いずれにせよ、今年の三分の一の月日が、すでに過ぎたわけだが、暦の上では、「立夏」と呼ばれる日、すなわち五月五日が過ぎたので、もう「夏の風情」が出てきても不思議ではないのだが、昨日の最高気温や最低気温を十度近く急激に上回る気温になったので、びっくりした人も多かっただろう。

 それでなくとも「花粉症」などで鬱陶しい春を過ごした人々にとっては、ここ二週間ほどは例の「新型インフルエンザ」騒ぎで、不安な日々を送っていた直後に、今度は「真夏の様な暑さ」に急に見舞われるとは思ってもみなかったので、体調を崩す人も出たことだろう。

 特に高齢の方々や幼い乳幼児は「体温調節」が上手にコントロールできない人もいるので、インフルエンザだけでなく、「風邪に注意」が必要である。

 そんな中、昨日ちょっと面白いラジオのコメントを聞いたのである。

 日本の四季の移ろいの中で、実は暦の上でも「夏が一番長い」というのである。

 何故にそんなことが言えるのかと思ったのだが、実は「暦の上」では、立春、立夏、立秋、立冬という「季節の分かれ目」があって、365日もしくは366日の一年を四分割すれば、一つの四季、すなわち春、夏、秋、冬、それぞれが等分されていれば約91日か92日なのだが。

 実は、立夏(5月5日)から立秋(8月7日)までを「夏」とすると、何と94日もあり、他の季節と比べて断然長いのだというのであった。

 ほんの二日か三日のことだが、暦の上でも「一番長い季節が夏」と言われると、なるほどと思ってしまうほど、私たちのここ十数年の「夏」を感じる月日がとにかく長いことだけは確かである。

 早ければ3月にも「夏日」と称される25度以上の日が存在するし、一般的には「残暑」と言われる時期も、9月だけでなく10月に及んでも「暑さが残る」ことも結構あると思われる。

 何と長ければ半年近くが「夏」を思わせる日を感じるほどの数年が続いていて、春と秋という多くの人々が愛し、大好きな季節は極端に短く、あとは「冬」なのである。
コメント
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