今夕、久しぶりに京都東山に車を走らせて、市立円山駐車場に軽ワゴン車を入れようとしたら、工事中のため車高1m89cmまでと書いてある。
困ったなと思いつつも、他の民間の駐車場は満車のため、時間待ちが必要な状態で、春めいた気候のためもあってか、たくさんの観光客が八坂神社や高台寺、円山公園などへと足を向けているらしく人もたくさんであった。
何とかおっかなビックリで地下駐車場へと車を入れると、アナウンスが聞こえ、あなたの車は車高が少し越えていますので、「4階駐車場へお停め下さい」との指示に安堵して、車をとめて三橋、鈴木両画家の「同時期展」の会場へと急いだ。
京都東山祇園の「大雅堂」が会場であり、幸い鈴木靖将さんが会場におられたので、ご挨拶をして、ゆっくりと1、2、3階とそれぞれのフロアのお二人の作品を観せていただいたのである。
三橋節子さんは、ご存知の方も多いと思われるが「湖の伝説」「三井の晩鐘」「花折峠」など琵琶湖周辺の風景や、東南アジアの子ども達などの作品等を残して、35歳の若さで転移性腫瘍のため亡くなった画家である。
鈴木靖将氏は、60年代から70年代にかけては、とっても力強い心象風景などを描いておられた画家だが、三橋節子さんと結婚後7年間に描かれた作品を、現代に「同時期展」として掘り起こして、三橋節子さんの晩年の作品と共に展示されたのである。
今から26年ほど前に、初めて縁あって鈴木靖将さんとお会いしたことがあって、それ以来機会あるごとに絵画展などの案内をいただいて、時間が許す限り観させていだだいている作家の一人である。
10数年前には、滋賀の湖西の「栃の実茶屋」で開催された彼の個展に出向いて、全く予期せぬ形だったが、白い雪の野を背景に鹿が何匹か空を跳んで゜いる作品を何と購入したことがあるのである。
私が唯一絵画として購入した作品が「鈴木靖将氏の作品」だったわけで、これも何らかな強い縁ではないかと一方的に思っている。
そのうち、お嬢さんの「なずなさん」が数年前に、私が主催する毎夏の「内モンゴル地球散歩ツアー」に障害者施設の元気な指導員仲間と一緒に参加されて、より一層身近な友人の様に、私は思えた少し人生では先輩の画家なのである。
今回の彼の奥さんであった三橋節子さんとの「同時期展」は、あの60年代から70年代にかけての「時代のエネルギーと葛藤」が両者とも違ったモチーフではあるが、作品の表現に共通するものもあり、ご夫妻での絵画のコラボレーションとでも言うべき企画であった。
久しぶりに力強さと中には重たいメッセージ性を抱いた、作品の数々の中に彼の妹さんが嫁ぐ前の絵があり、会場で偶然にも、その妹さんご本人とご主人、お嬢さん一家、お孫さんに会った。
現在は京都市が所蔵しているというその絵が約40年ぶりに、描かれているモデルである妹さん本人が再会できたのだという。
「出会い」「偶然」そして「情熱」「パトス」等、力強いメッセージを改めて感じたのである。感謝。
困ったなと思いつつも、他の民間の駐車場は満車のため、時間待ちが必要な状態で、春めいた気候のためもあってか、たくさんの観光客が八坂神社や高台寺、円山公園などへと足を向けているらしく人もたくさんであった。
何とかおっかなビックリで地下駐車場へと車を入れると、アナウンスが聞こえ、あなたの車は車高が少し越えていますので、「4階駐車場へお停め下さい」との指示に安堵して、車をとめて三橋、鈴木両画家の「同時期展」の会場へと急いだ。
京都東山祇園の「大雅堂」が会場であり、幸い鈴木靖将さんが会場におられたので、ご挨拶をして、ゆっくりと1、2、3階とそれぞれのフロアのお二人の作品を観せていただいたのである。
三橋節子さんは、ご存知の方も多いと思われるが「湖の伝説」「三井の晩鐘」「花折峠」など琵琶湖周辺の風景や、東南アジアの子ども達などの作品等を残して、35歳の若さで転移性腫瘍のため亡くなった画家である。
鈴木靖将氏は、60年代から70年代にかけては、とっても力強い心象風景などを描いておられた画家だが、三橋節子さんと結婚後7年間に描かれた作品を、現代に「同時期展」として掘り起こして、三橋節子さんの晩年の作品と共に展示されたのである。
今から26年ほど前に、初めて縁あって鈴木靖将さんとお会いしたことがあって、それ以来機会あるごとに絵画展などの案内をいただいて、時間が許す限り観させていだだいている作家の一人である。
10数年前には、滋賀の湖西の「栃の実茶屋」で開催された彼の個展に出向いて、全く予期せぬ形だったが、白い雪の野を背景に鹿が何匹か空を跳んで゜いる作品を何と購入したことがあるのである。
私が唯一絵画として購入した作品が「鈴木靖将氏の作品」だったわけで、これも何らかな強い縁ではないかと一方的に思っている。
そのうち、お嬢さんの「なずなさん」が数年前に、私が主催する毎夏の「内モンゴル地球散歩ツアー」に障害者施設の元気な指導員仲間と一緒に参加されて、より一層身近な友人の様に、私は思えた少し人生では先輩の画家なのである。
今回の彼の奥さんであった三橋節子さんとの「同時期展」は、あの60年代から70年代にかけての「時代のエネルギーと葛藤」が両者とも違ったモチーフではあるが、作品の表現に共通するものもあり、ご夫妻での絵画のコラボレーションとでも言うべき企画であった。
久しぶりに力強さと中には重たいメッセージ性を抱いた、作品の数々の中に彼の妹さんが嫁ぐ前の絵があり、会場で偶然にも、その妹さんご本人とご主人、お嬢さん一家、お孫さんに会った。
現在は京都市が所蔵しているというその絵が約40年ぶりに、描かれているモデルである妹さん本人が再会できたのだという。
「出会い」「偶然」そして「情熱」「パトス」等、力強いメッセージを改めて感じたのである。感謝。